セクハラ疑惑で失脚のオスカー俳優、顔がまん丸で鋭さ皆無に

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セクハラ疑惑で失脚のオスカー俳優、顔がまん丸で鋭さ皆無に

アメリカの恥部を描いたサム・メンデス監督作『アメリカン・ビューティー』(99)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。ブライアン・シンガー監督作『ユージュアル・サスぺクツ』(95)では、鋭い眼光に怪しげな表情で絶対的な存在感と怪演を見せつけたケヴィン・スペイシー(59)だが、いまやその鋭さは見る影もなし。どんどん顔が丸くなり、ただのオジサン化しているようだ。

演技派俳優としてその名を馳せていたケヴィンは、結婚歴もなくゲイ説が浮上していたが、本人は否定していた。しかし、ハリウッドでセクハラ撲滅運動が勃発するなか、当時14歳だった子役の少年が、1986年に26歳だったケヴィンから性的関係を求められたことを告白。その際には深酒を理由に記憶がないと主張しつつも謝罪し、ついに同性愛者であることをカミングアウトして物議をかもした過去がある。

しかしその後も、アメリカ、イギリスと次々に青少年の被害者が告発を始めており、児童虐待と性的暴行の容疑で調査が進められている最中だ。いずれも男性で、その大半はケヴィンが、ロンドンのオールド・ヴィック・シアターの芸術監督を務めていた2003年から2015年に被害を受けているが、今回は、2016年に当時18歳だった元ニュースキャスターの息子とその家族からの訴えにより、ケヴィンは白シャツにグレーの背広と白と水色のストライプのネクタイ、メガネという出で立ちでアメリカのマサチューセッツ州の裁判所に出廷した。

ケヴィンと言えば、深いほうれい線と縦に入った深い頬のシワが表情に年輪と深みを与えていたが、出廷するたびに顔がふくよかになっており今回は以前にもましてまん丸顔に。顔が太ったことでシワが浅くなっており一見すると顔が穏やかになっているように見受けられるが、カツラもつけずに薄毛のままで余裕の笑みを浮かべるケヴィンの様子を見たネットユーザーたちからは、「顔は同じでも、以前とはまるで別人みたい」「精彩さや鋭さが皆無になった」「いい役者だったのに残念」「ただのニヤついたおじさん」「役者生命は終わったね」「早く罪を認めて」といった残念な声が寄せられている。この裁判で有罪と認められれば、5年以下の禁錮刑に処される可能性がある。

NY在住/JUNKO

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