ジェイ・チョウらが極寒のプレミア。篠原涼子は“あの名女優”にたとえられて感激!
3Dバディアクションムービー『グリーン・ホーネット』(1月22日公開)のジャパンプレミアが1月20日、六本木ヒルズヒルズアリーナで開催された。来日したセス・ローゲン、ジェイ・チョウ、ミシェル・ゴンドリー監督が、応援ゲストの篠原涼子と共に飛び出すサプライズイベントを楽しんだ。
全身をグリーンのスーツとマスクで正体を隠し、悪と戦うヒーロー“グリーン・ホーネット”の活躍を描く本作は、往年の大ヒット海外ドラマシリーズの映画化作品だ。グリーン・ホーネットの正体は新聞社の若き社長ブリット・リイド(セス・ローゲン)で、ハイテク装置満載の愛車を乗り回し、相棒のカトー(ジェイ・チョウ)と共にギャングを追い詰めていく。キャメロン・ディアスが、ブリットの有能な美人秘書レノア役に扮している点にも注目したい。
今日は一年で最も寒い大寒だが、グリーンカーペットを歩くゲスト陣は笑顔でファンのサイン攻めに応え、その後ステージに上がった。寒さのためか、ジェイ・チョウのジャケットを借りたというゴンドリー監督は「(ジャケットがピチピチ状態で)動けないよ。象が鳥の衣装を着ちゃったようなものだから」と、開口一番におちゃめな挨拶をした後、「アジア人の相棒の方が格好良いいう映画を作ってしまったから、アメリカ人には嫌われたかな。でも良いんだ。僕はカナダ人だから」と言って、会場を笑わせた。
黄色い声援を受けたアジアのトップスターのジェイ・チョウは、流暢な日本語で「皆さん、コンニチハ! ジェイ・チョウです。来てくれてありがとう。映画楽しんでね」と挨拶をして、ファンの心をがっしりと鷲づかみ。セスもニコニコしながら「ふたりの人間がチームになって、あることを達成していくストーリー。たくさん爆発シーンもありますよ」と、映画をアピールした。
『グリーン・ホーネット』にちなんだ“緑の餅”を全員でつき、映画の大ヒットを祈願した後、応援ゲストの篠原涼子が登場。ゴンドリー監督は彼女を見て「まるでフランスのヌーベルバーグの女優、アヌーク・エーメ(『男と女』(66)などに出演)みたい。是非、あなたの映画を見て、才能を見極めたい」と、リップサービスをすると、篠原は感激し「今夜は興奮して眠れません」と嬉しそうに答えた。最後に3D映画にちなんで、劇中のブリットの愛車“ブラック・ビューティー”が壁から飛び出し、会場を大いに沸かせ、イベントは幕を閉じた。
凍えるような寒さの中で行われたジャパンプレミアだったが、薄着なのに笑顔を振りまくジェイ・チョウたちのプロ意識には感心! ファンたちも北風に負けず、熱い声援を送っていたのが印象的だった。【Movie Walker/山崎伸子】