キャサリン妃でも時には失敗!?ワースト・ファッションを振り返り
スタイルのよさと華やかな美貌で、いつも美しい着こなしを見せてくれるキャサリン妃。常に高い水準をキープしているからこそ、時には「もっと素敵に見える服があるのに!」と思われてしまうことも。そんな不評を買った服をさかのぼってみると、いくつかの共通点があるようだ。
うるさい柄もの+ドレープ過剰
はっきりした顔立ちのキャサリン妃が派手柄の服を着ると、持ち前のエレガントな雰囲気がかすんでしまうらしい。その例の筆頭に挙げられるのは、2018年1月に行われた北欧ツアーの晩餐会で選んだ2着。「老婦人みたい」「まるでカーテン生地!」と大不評だったのは、いずれも英ブランド「アーデム」のドレスだった。インパクトの強い柄は同ブランドの個性だが、これにたっぷりのドレープが加わってくどい感じになると、似合う人はかなり限られそうだ。2015年10月のチャリティイベントでも、キャサリン妃は裾にフレアが波打った大判の花柄ドレスを着用しているが、「超オールドファッション」「スタイリストを変えて!」などの不評コメントが殺到した。実はこのドレスも北欧ツアーの時と同じ「アーデム」の品だったので、キャサリン妃とこのブランドのデザインは相性が悪いのかもしれない。また、珍しいアニマルプリントやエスニック柄のドレスを着た時も、「イメージに合わない」という声が多く聞かれている。
派手柄+襟元のつまったデザイン
前述の「アーデム」のドレスもそうだが、襟のつまった派手柄ドレスをキャサリン妃が着ると、「らしくない」と言われがちだ。かといってキャサリン妃にハイネックが似合わないかというと、まったくそんなことはない。無地や控えめな柄であれば、首周りの狭いフォーマルウェアはもちろんのこと、タートルネックでも洗練された着こなしを見せている。どうやらキャサリン妃の印象は、柄とのコンビネーションに大きく左右されているようだ。
痩せすぎに見える服
野外イベントやスポーツ系の公務では、スキニーパンツやレギンスなどのカジュアルウェアを着ることも。細く長い脚をきわだたせるスタイルだが、メディアがキャサリン妃の痩せすぎを指摘する記事で“証明”として添えるのは、たいていレギンスやスキニーデニムの写真。ボディラインにフィットしてスリムな体型が目立つ服は、評価が分かれるところだろう。
鮮やかな赤+少女っぽいデザイン
キャサリン妃に最も似合う色は、当初からブルー系と言われてきた。この定説は、2010年の婚約発表会見で着用した、リトル・ブルー・ドレスの影響があるのかもしれない。この時に着用したネイビーのラップドレスが大変よく似合っていたため、「キャサリン妃=ブルー」がイメージの原型となった。
近年はグリーン系も似合うと評判で、緑を基調にした服を着ることも多いキャサリン妃だが、その一方で、“どちらかというと”似合わないと言われているのが明るい赤系だ。派手めの赤で、さらに大きな襟やボタンのついた少女っぽいデザインだと、「大人の女性らしさが引き立たない」との評価が散見される。そのせいかはわからないが、キャサリン妃の選ぶ赤は、落ち着いたダーク・レッド系が多いようだ。
「あの服はキャサリン妃のよさを引き出せていない!」と人々に思わせるのも、世界を魅了するファッションアイコンなればこそ。逆説的に聞こえるが、キャサリン妃をより美しく見せてくれる装いを、多くの人が期待している証しと言えるかもしれない。
UK在住/シャオ