『キック・アス』の監督が老人スーパーヒーロー映画を企画
『キック・アス』(10)のマシュー・ヴォーン監督が、引退して老人ホームで暮らしているスーパーヒーローたちの映画を製作しようとしているらしい。
映画情報サイトのDeadline.comによれば、ヴォーン監督は、英国のトーク番組司会者、ジョナサン・ロス原作のコミック「The Golden Age」を映画化する企画を進めているという。このコミックは、中年世代がめちゃくちゃにしてしまった地球を何とかしようと立ち上がる孫たちを、引退した高齢者ヒーローたちが現役復帰して後押しするという筋書きだそう。ヴォーン監督は大手スタジオに企画を売り込んでいるそうで、興味を示しているスタジオ幹部たちが既に何人かいるらしい。
高齢者ヒーローたちの役には、クリント・イーストウッド、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ベイティの起用を考えているそうで、「これほど素晴らしい大物スターたちなのに、彼らは今、脇役ばかり演じている。僕は彼らを主役に据えて、思い切り楽しんでもらいたいんだ」とヴォーン監督はDeadline.comに語っている。ちなみに『キック・アス』など3本の作品で同監督と脚本を共同執筆しているジェーン・ゴールドマンは、「The Golden Age」の原作者、ジョナサン・ロスの妻。ジョナサンは映画・漫画オタクとしても知られており、2007年から英国アカデミー賞の司会も務めている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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