タイカ・ワイティティ監督、ピース!トロント観客賞の『ジョジョ・ラビット』ポスター到着
マーベル・シネマティック・ユニバース作品の『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)を手掛けたタイカ・ワイティティ監督の最新作『ジョジョ・ラビット』が2020年1月17日(金)に公開されることが決定。このたび、ポスターが到着した。
アカデミー賞の前哨戦である第44回トロント国際映画祭で、最高賞となる観客賞を受賞して注目を集めている本作は、第二次世界大戦中のドイツを舞台に、戦時下に生きる人々の人生の歓びと真実を、ユーモアたっぷりに描いた物語。
第二次世界大戦下のドイツに住む10歳の心優しい少年ジョジョは、空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラーの助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられてしまう。ある日、母親と2人で暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女をこっそりと匿っていることに気づく…。
到着したポスターでは、戦争当時のポスターを彷彿させるレトロなデザインと共に、ワイティティ監督自ら演じるアドルフが本作のタイトルにちなみ、ローマン・グリフィン・デイビス演じるジョジョの頭上でピースサインをつくり、ウサギの耳のようにみせるいたずらをする姿が描かれている。そして、「アベンジャーズ」シリーズのスカーレット・ヨハンソン演じるジョジョの母親であるロージーや、『スリー・ビルボード』(17)のサム・ロックウェル演じる横柄な教官のクレツェンドルフ大尉など一流キャストたちが演じる個性豊かなキャラクターたちも描かれており、登場人物たちの息の合った掛け合いを想像せずにはいられない仕上がり。
また、ワイティティ監督は本作に「私は『ジョジョ・ラビット』のユーモアが新しい世代の絆となってほしいと願うよ。私たちの子どもたちが耳をそばだて、学び、まとまって未来へと進むことができるよう、新しい世代のために第⼆次世界大戦の恐ろしさを繰り返し語る、新しく斬新な方法を見つけ続けることが重要だと思うんだ。いまこそ、この物語が語られるべきだと思う。あとからあのとき伝えておくべきだった、と後悔しないためにね」とユーモアだけではなく、現代へのメッセージを込めたことを明かすなど、期待に胸膨らむコメントを寄せている。
皮肉とユーモアを交えて綴られるワイティティ監督の最新作が、観る者を笑いと感動の渦に巻き込むことは間違いない!
文/編集部