アカデミー賞監督賞は『英国王のスピーチ』のトム・フーパー!
第83回アカデミー賞授賞式で、監督賞は『英国王のスピーチ』(公開中)のトム・フーパーが受賞した。『ソーシャル・ネットワーク』(公開中)のデヴィッド・フィンチャー監督も有力視されていたが、フーパーが38歳という若さで初ノミネートにして初受賞に輝いた。
『英国王のスピーチ』は、現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記を、コリン・ファース主演で映画化した人間ドラマ。吃音障害を抱える内向的なジョージ6世役を、コリン・ファースが繊細に演じた。
監督賞に輝いたフーパー監督は、「皆さんのおかげです。ヘレナ(ボナル・カーター)さん、嫉妬しないでくださいね」とおちゃめにコメント。その後、本作にまつわる母親とのエピソードを口にした。「私の母は2007年に、オーストラリアへ舞台『英国王のスピーチ』を見に行って、連絡をくれたんだ。その時、『トム、あなたが次に監督する作品が見つかったわよ』と言われてね。本当に母親に感謝したい。母の言うことを聞きなさいってことが教訓だね」。
『英国王のスピーチ』は2月26日より公開され、大ヒットを記録している。今回の受賞によってまた注目されること間違いなしだ。【Movie Walker】
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