早くも賞レースで注目!長編アニメーション映画『失くした体』Netflixで独占配信決定
世界中で大ヒットを記録したフランス映画『アメリ』(01)の脚本を担当し米アカデミー賞にノミネートされたギョーム・ローランの小説「Happy Hand」を原作にした長編アニメーション映画『失くした体』が11月29日(金)より、動画配信(VOD)サービスNetflixにて独占配信が決定。このたび本作の邦題が決定し、予告編とキービジュアルが到着した。
第72回カンヌ国際映画祭批評家週間でグランプリを受賞し、第43回アヌシー国際アニメーション映画祭ではグランプリにあたるクリスタル賞と観客賞をW受賞という快挙を果たし注目を集めている本作。短編映画を手がけ、数々の映画祭で高い評価を獲得してきたジェレミー・クラパンの長編初監督作品となる。
舞台は、パリのとある医療ラボ。切断された”手”が不幸な運命から逃れ、再び自身の身体とつながるためさまよう姿が描れるという、ちょっと不思議な自分探しの物語だ。身体の持ち主であるピザの配達人、ナウフェルと再会するため街をさまよっていると、ハトやネズミなどに追いかけられたりと、時に身の毛もよだつ出来事にも遭遇。その手が触れると記憶が蘇っていき、子ども時代やナウフェルが想いを寄せる司書ガブリエルとの思い出が明かされていく。ガブリエルとナウフェル、そしてさまよう“手”は再び出会えるのか…?
米エンタメ誌Varietyも、“かつてない斬新さ驚きと伏線の連続”と賞賛するなど、早くも賞レースをにぎわせている本作。Netflixが贈る、詩情豊かに描かれる珠玉のアニメーション映画を心待ちにしたい。
文/富塚 沙羅
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