撮影中にギックリ腰になった二宮和也、松山ケンイチに手作りケーキを2年連続プレゼント!
週刊ヤングジャンプに連載中の奥浩哉のSFアクションコミックを実写映画化した2部作後編『GANTZ PERFECT ANSWER』(4月23日公開)のジャパンプレミアが3月10日、東京国際フォーラムで行われ、出演者の二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、伊藤歩、田口トモロヲ、綾野剛、山田孝之と、佐藤信介監督が登壇した。
前編の公開から約2ヶ月、後編の完成に二宮は「『GANTZ』のPART1を色々な方々に見ていただいて、『続きが気になる』と言われていた、その続きです。僕自身もすごい楽しみにしていたので、一緒に楽しめたらなと思います」と、完成を心待ちにしていた気持ちを吐露した。
本作は原作のエピソードを変化、転生させながら映画としてのオリジナルラストが用意されており、原作ファンを代表し、本郷は「すごく良い作品にできあがっているなと感じた」と自信をもってアピール。二作のメガホンを取った佐藤監督は「今日は初めて(本作を)見る役者の方々も並んでいらっしゃって、『GANTZ』に関わっていない方にも見ていただくということで緊張しています。皆さんの期待に応えられる作品に仕上がっていると良いのですが」と、不安げな表情をのぞかせた。『PART1』ではほとんど活躍していないという鈴木良一役の田口は、この舞台挨拶後に本作を見る予定となっており、「どのくらい鈴木が活躍しているところが残っているか楽しみ」と期待を寄せた。前編では死んでしまっている西丈一郎役の本郷は「『何でお前いるんだよ』と思われるかもしれませんが、『PERFECT ANSWER』でも活躍させていただいておりますので楽しんで見ていただけたら」と紹介した。
後編となる本作では、二宮と松山が吉高をめぐって対峙し、体を張ったアクションのぶつかり合いが見どころとなっているが、二宮は「大変でした。寒さもありますし、対峙するっていうことが新鮮ではあるんですけど、またそこは意味を含んでいるシーンでもあります。どう戦うことで表現できるのか、考えさせられる撮影でしたね」と振り返った。GANTZから命じられるミッションのターゲットになってしまう役どころの吉高は、「撮影現場では、皆さん戦っていてはいたんですけど、和気あいあいとしていて仲良く、穏やかな現場でした。その点は佐藤監督の人柄が出ていました」と監督の人柄の良さをアピール。吉高から、足が速くて追いかけられるのが怖かったと言われた伊藤は、「撮影中に二宮さんがギックリ腰になられて、おじいちゃんがいるのかなという感じの杖をつかれていた。ギックリ腰って(治すのに)日数かかると思うんですけど無理矢理、注射を背骨のところに刺されて復活して帰って来て、アクションをこなされていたので、スーパースターなんだなあと思いました」と裏話を披露。
本郷と同じく、原作ファンの綾野は本作の出演について「好きだから怖かった。『GANTZ』が映画になるってこと自体が素直に受け止められなかった。でも完成したのを見て、参加して良かったなと思いますし、すごいのできたなっていう実感があります」と一ファンとしての意見を述べた。前編よりも後編での登場が多い山田は「前回がワンシーンとハードルが低かったので、今回はワンシーン以上を超えやすかったです」と自身の活躍を評価した。二宮とW主演となる松山は、詰めかけたファンに「登場人物それぞれが『PERFECT ANSWER』ということで、『PART1』では見出せなかった答えみたいなものになっています。感情移入が色々な人にできると思います」と語り、二宮も「僕らなりの答えというものが、『GANTZ』に対しての愛情や思いだったりをこの作品に込めているつもりです。是非ともその思いや愛情を受け取ってもらえたら」とメッセージを送った。
舞台挨拶も終了しようとしたその時、二宮が「言い足りないことがあります」と舞台袖へ行き、3月5日に誕生日を迎えた松山への手作りケーキを運んで登場。昨年も手作りケーキをプレゼントした二宮は朝からこのケーキを作っていたと明かし、「作っている時に、(この映画は)すごい年月がかかっていたんだなと思いました」と話し、仲の良さを見せつけた。【Movie Walker】