デミ・ロヴァート義援金もデマと判明!寄付金デマが続く理由は?
米ABCニュースなど大手メディアが一斉に報道した18歳の米アイドル、デミ・ロヴァートの100万ドルの日本への義援金のニュースが実はデマだったことが判明した。セレブウォッチャーでブロガーのペレス・ヒルトンがデマを流した張本人だと囁かれているが、彼が書いた元記事を見れば、彼も英国の芸能ニュースサイトの記事を引用していたに過ぎず、面白半分というよりは、心身のリハビリ治療を終えて復帰したばかりのデミと日本の両方を応援するような内容だったことがわかる。
今回の東日本大震災では、大物セレブが個人的に巨額の義援金を寄付したというデマが妙に多い。その理由は、日本の震災に対するハリウッドスターたちの反応が鈍いからではないかという声もある。確かに、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ジョージ・クルーニーなど、大物がずらりと支援のために立ち上がったハイチ地震の時に比べれば今回は静かだ。
「セレブも一般の人々と同じで、英雄になったような感覚が好きなんです。発展途上国に関わっていれば英雄になれるという意識がある。日本は裕福な国なので、ハイチやアフリカに寄付した方が別のレベルで貧困を救っているという気分になれる」とベテランのパブリシスト、マイケル・レビンはMovieline.comに語っている。また、ある映画製作関係者は「日本の場合、悲劇が現在進行中なので、みんな対応の仕方がわからないのではないか。原発の問題が東京にどのような影響を与えるのか、人々は見守っている」と同サイトに語ったという。【UK在住/ブレイディみかこ】
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