博多華丸に聞いた『GOT』の推しキャラ＆名シーンは!?

日本にも多くのファンがいる『ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)』。発売中の「DVD＆動画配信でーた別冊 永久保存版 ゲーム・オブ・スローンズ 完全読本」ではエンターテインメント界で活躍する著名人にお気に入りのキャラクターやシーンを聞いたインタビューを掲載。今回は同書の中からお笑い界随一の『GOT』ファンである博多華丸さんのインタビューを抜粋して紹介する。

※以下第七章までのストーリーに触れているのでネタバレ注意！

　

「メインのストーリー以外にもさまざまなことが動いているので、気になる人が本当に多い」

――これだけ多くのキャラクターが登場する中で、最初に気になったキャラは誰だったんでしょう？

「最初はアリア(・スターク)かなぁ。昔はめっちゃ可愛かったですよね。本当、よその子とアリアの成長は早い(笑)。アリアの剣術の先生になるシリオ(・フォレル)も良かったですね。なんか『ベスト・キッド』の師匠みたいで。すぐにいなくなっちゃいましたけど。ジョラー(・モーモント)もかっこいいですよね。あの人の存在感は大きいですよ」

「ドラゴンがホワイト・ウォーカーになった時はひっくり返りました」

――大勢のキャラクターが命を落としていきましたけど、その中でも印象深かったのは誰ですか？

「ドラゴンの1頭が死んで、ホワイト・ウォーカーになった時はびっくりしましたね。『その手があったか！』ってひっくり返りましたよ。あとはやっぱりキャトリン(・スターク)が殺された時でしょう。あれは引きましたねぇ、『あのジジイ！』って。あの大勢の女性と結婚してるジジイ(＝ウォルダー・フレイ)ですよ！　あんなのもうめちゃくちゃですよね、アリアが復讐しましたけど。何気に彼女はすごく活躍しますよね」

「悪い奴がとことん悪いままなので、観るのを止められない」

――特に好きなシーンやエピソードはありますか？

「タイウィン(・ラニスター)が鹿をさばきながら教訓めいたことを言っているシーンは、斬新すぎて印象に残ってますね。またさばくのが上手い！(笑)。絵面としてはなかなかグロテスクなんだけど、なんかうまそうなんですよ。この人がつくる料理が食べてみたいって思っちゃう。その辺が妙にリアルなんですよね。あと悪い奴が結局悪いまま終わったりするところもいいんですよね。あの鉄(くろがね)諸島のユーロン(・グレイジョイ)なんて、本当に嫌いでしたもん（笑）。ジョフリー(・バラシオン)とかも腹立ったなぁ。こういうムカつくキャラが多いんですよね。これが水戸黄門だったら1日で解決するんだけど、悪い奴がとことん悪いままいつまでも引っ張るんですよ。だから観るのを止められないんですよね。こいつが死ぬまで頑張ろうと思ったら、何シーズンも粘られたりして」

「サイド・ストーリーがすごく丁寧につくられてる」

――華丸さんが思う『ゲーム・オブ・スローンズ』の魅力とは？

「いろんな作品の集合体というか、『ドラゴンクエスト』だったり、『ロード・オブ・ザ・リング』だったり。ちょっと『北斗の拳』みたいなところもあるような気がするし、男としてはそういう冒険的な要素が入っているのが面白く感じるんですよね。しかもちょっとエッチなところもあるので、難しい展開も乗り越えられます（笑）。それにサイド・ストーリーがすごく丁寧につくられてるじゃないですか。アリアとハウンドの旅とか、ジェイミーとブライエニーの旅とか。物語がそれぞれに進行していて、分かれば分かるほど楽しくなるし、良く描かれていると思います」

　

　

華丸さん以外にも女優の伊藤歩さん、テレビ東京の佐久間宣行プロデューサー、m-floの☆Taku Takahashiさん、漫画家の真島ヒロさんが登場！彼らが『GOT』をどう楽しんでいるのか、「DVD＆動画配信でーた別冊 永久保存版 ゲーム・オブ・スローンズ 完全読本」をぜひチェックしてほしい。

文/幕田千宏