スカヨハ&ロックウェルも共鳴!『ジョジョ・ラビット』特別映像が解禁「広めるべきはヘイトじゃない。愛と寛容だ」
アカデミー賞への最初の切符とも言われているトロント国際映画祭の観客賞に輝き、第77回ゴールデン・グローブ賞ではミュージカル/コメディ部門の作品賞と主演男優賞にノミネート。第92回アカデミー賞の有力作品の一角として注目を集めている『ジョジョ・ラビット』(1月17日公開)から、このたび豪華キャスト陣のコメントが収録された特別映像が解禁された。
本作は、第二次大戦下のドイツを舞台にしたユーモアあふれるヒューマンドラマ。空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラーの助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうと奮闘する心優しい少年ジョジョ。ある日彼は、母親と2人暮らしの家の隠し部屋にユダヤ人の少女が匿われていることを知ってしまう…。
このたび解禁された映像の中で、自らアドルフ・ヒトラー役も演じたタイカ・ワイティティ監督は「第二次大戦を史実通りでありながら、子ども目線で描きたかった」と本作への想いを語り、「人類史上最も暴力的で無秩序な時代を妙なコメディにしたいわけじゃない。コメディに埋もれさせず、物語や大切なメッセージを前面に押し出した。広めるべきはヘイトじゃない。愛と寛容だ」と力説。
さらに『スリー・ビルボード』(17)でアカデミー賞を受賞したサム・ロックウェルや、本作と『マリッジ・ストーリー』(Netfilxで独占配信中)で英国アカデミー賞主演&助演女優賞のダブルノミネートを獲得したスカーレット・ヨハソンら豪華キャスト陣がワイティティ監督の類稀なる感性を絶賛する様子も。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)に続いて2021年公開の『Thor:Love and Thunder(原題)』の監督に抜擢されるなど、いまや21世紀のエンターテインメント界を担う最重要人物のひとりとして大きな注目を集めている“天才”ワイティティ監督が、未来への大いなる希望が込めて独特の感性で描きだした本作。是非とも劇場の大スクリーンで、そのエモーショナルで力強いメッセージを受け止めてほしい。
文/久保田 和馬