木村拓哉、ドラえもんとの初会話に「すごく緊張しています」内緒話に大盛り上がり!
「映画ドラえもん」シリーズ40作目となる『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(3月6日公開)の公開アフレコイベントが3日に東京都内で開催され、ゲスト声優を務める木村拓哉が出席。初めての公開アフレコに挑み、駆けつけたドラえもんと初会話も交わした木村は「すごく緊張しています」と笑顔。ドラえもんと内緒話するなど、息ぴったりの様子で会場を盛り上げた。
本作は、のび太が双子の恐竜キューとミューに出会って始まる物語。6600万年前の白亜紀を舞台に、のび太たちが大冒険を繰り広げる。木村は、怪しい猿の姿をした謎の男で、のび太たちの運命の鍵を握るジル役を演じる。
宮崎駿監督の『ハウルの動く城』(04)のハウル役で鮮烈な声優デビューを果たし、その後、小池健監督の『REDLINE』(10)以来、10年ぶり3度目のアニメ映画出演となった木村。本作は「ドラえもん」のまんが連載50周年作品ともなり、「参加させていただいこと自体、すごく光栄なこと」と喜びを語り、たくさんのフラッシュを浴びながら公開アフレコに臨んだ。
ジルを演じるうえでは「初めてジルを見た人が『この人は絶対に悪い人なんだ』と思うような、もっと悪い印象を与えてください」というディレクションがあったと振り返りつつ、「のび太の恐竜好きな部分はこれまでも表現されていますが、ジルも白亜紀の恐竜について研究を重ねている。自分も幼少期のころは、頭のなかに入るだけの恐竜の名前を入れてみたりしていたので、ちょっとだけ自分と重なっている部分もあった。やっていて楽しかったです」と恐竜好きという共通点があったことを明かしていた。
またドラえもんが駆けつける一幕も。楽しそうな笑顔でドラえもんを迎えた木村は「(ドラえもんと)会話をさせていただくのは、今日が初。僕も緊張してます」とニッコリ。「木村さんに聞きたいことがたくさんある」というドラえもんから質問攻めにされたが、「のび太くんは0点を取っちゃうし、運動もできない。木村さんが苦手なことは?」と聞かれると、木村は「テストとかは嫌いだよ。のび太と一緒。すごいのび太の気持ちがわかる」と告白した。
驚くドラえもんを見つめながら、木村が「いまここだけの話だけど、のび太が0点を取ってきてくるから、ドラえもんがアンキパンを出したりとか、道具が出てくるわけじゃん?のび太くんの成績がよくなったら、ドラえもんの出る幕がなくなるわけじゃん」とひっそりとした声で語りかけると、ドラえもんは「木村さんさすがです!僕はそのために未来からやって来てるんです!」とこちらも声をひそめながら話すなど、息の合ったやり取りで会場を笑わせていた。
取材・文/成田 おり枝