ブラッド・ピット、代理スピーチが無神経すぎて英国民を敵に回した?
先日行われた英国アカデミー賞授賞式を「家族への義務」を理由にドタキャンし、同情を買ったブラッド・ピットだが、無神経なジョークに非難の声が殺到。いい人から無神経な人という評価に変わってしまったようだ。
英王室では、ヘンリー王子とメーガン妃が英王室を離脱。そのためにウィリアム王子とキャサリン妃の公務が激増するとともに、未だウィリアム王子とヘンリー王子の不仲説も消えておらず、特にウィリアム王子の心の傷は癒えていないと言われている。
そんななか、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)で助演男優賞を受賞したにもかかわらず欠席したブラッドの代わりに、共演者のマーゴット・ロビーがブラッドから前日に依頼されたというスピーチを読み上げたのだが、これまでの受賞スピーチでは、アンジェリーナとの泥沼離婚の末にシングルになったユーモアのセンスある自虐ネタを取り入れるなど粋なスピーチが大好評で男を上げたブラピ。しかし今回はその内容が、人を傷つける最悪なものとの声が。
「英国のみなさんこんにちは。(EUを離脱して)シングルになったばかりだと聞きました。僕の仲間にようこそ!離婚調停がうまくいくことを祈っています」というところまではよかったが、問題は「彼はトロフィーを“ハリー”と名付けると言っています。アメリカに連れて帰れるのをとても楽しみにしているからです」というフレーズだ。
ハリーはヘンリー王子の愛称で、英王室を離脱し、メーガン妃とともにロサンゼルスへの移住も伝えられている現状をジョークにしたものだが、これまで笑顔を見せていたウィリアム王子の顔が引きつり、その顔を見たキャサリン妃の表情からも笑顔が消えたという。
この騒動が起きたのはわずか3週間前。あまりにも深すぎる傷はまだ癒えておらずジョークにするには早すぎたことや、ブラッドが友人のジョージ・クルーニーらと同様に米国民主党支持派であること、また自らのプロデュースで黒人を中心とした映画製作に尽力していることなどから、「ブラッドはいいヤツだから、ヘンリー王子をアメリカで歓迎するよって最大限の思いやりでは…」といった声もある一方で、「ウィリアム王子に罪はない」「行きすぎたジョーク」「これは人としてありえないこと」「ガッカリ」「いい人だと思ってたのに、人を傷つけるデリカシーのなさに驚いた」「アンジェリーナ・ジョリーが離婚を切りだすのも納得」といった非難の声がSNSを賑わせることになってしまったようだ。
英王室をめぐっては、変わり者で有名なホアキン・フェニックスが、ウィリアム王子と会話をする際に、女性がロイヤルの前で行う“カーテシー”と呼ばれる少し膝を曲げた会釈をしたことで、とっさに焦ったのか、それともおちょくっているのかといったツイートが飛び交っている。
NY在住/JUNKO