元宝塚男役トップスターの明日海りおがムーラン役に抜擢!『ムーラン』日本語予告も到着

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元宝塚男役トップスターの明日海りおがムーラン役に抜擢!『ムーラン』日本語予告も到着

「アナと雪の女王」シリーズや『アラジン』(19)など様々な作品を送りだすディズニーが1998年に生みだした同名アニメーションを実写映画化した『ムーラン』が5月22日(金)から公開される。このたび、本作の日本語吹替え版声優として、主人公ムーランを明日海りお、敵対する魔女シェンニャンを小池栄子が担当することが発表され、あわせて日本語予告映像が到着した。

愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士となったムーランは、家の守り神である“不死鳥”に見守られながら、驚くべき戦闘能力を開花させていく。闘いの日々の果てに、彼女を待ち受ける運命とは。そして、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する彼女が最後に下す決断とは…。

このたび、主人公ムーランの日本語吹替版声優に抜擢された明日海りおは、元宝塚歌劇団花組男役のトップスター。2019年11月に宝塚を退団後、初めての仕事が本作の日本語吹替えとなった。「語りだしたら1週間は止まらない!」というほどのディズニー好きだという明日海は今回のムーラン役を演じることについて、「“もしディズニーの吹替えのオーディションがあればぜひエントリーしたいです!”と事務所の人に伝えようと思っていた時にちょうど『ムーラン』のオーディションの連絡が来て、鳥肌が立ちました」と運命的なタイミングでオファーがあったことを明かしている。また、宝塚での経験はアフレコにも活かすことができたそうで、「戦いのシーンも多く演じてきているため、力強いかけ声や、“ハァ~!”とか“フッ!”などの息遣いにはすごく役にたったのではないかなと思います」と語っている。しかし、長年“男役”を演じてきたことによる苦労もあったようで、「女の子としてムーランが生活している時に、不自然さが漂ってしまって、男に扮している時の声がすごくなじむというか、リラックスしてしまう時があるんです。ムーランが一生懸命男の人に混じって、男として振舞うことの健気さとか初々しさがなくなってしまい、ムーランと逆転してしまうような現象が起きてしまいましたね」と役作りに苦心したことを明かしている。

あわせて、敵対する魔女シェンニャンの日本語吹替版で声優を務めることが発表された小池栄子は本作でディズニー作品の吹替に初参加。映画作品としては『シャーク・テイル』(04)以来、約16年ぶりに声優を務める小池は出演に対し、「夢だったので嬉しかったです!魔女役はやりがいがあります」と意気込みを語っており、葛藤を抱えるムーランが変わっていくきっかけとなる重要なキャラクターであるシェンニャンを演じることについて、「過去に国を追い出され、孤独な魔女として生きているなかで、ムーランと出会うのですが、“本当の自分はこんな風ではなかった”と葛藤しながら、ときには姉の様に、ときには母の様にムーランを導くんですよ。シェンニャンって、実はとっても優しくて愛情深い人だったんだろうなぁと思いました。私も声をあてながら、ウルウルッと泣きそうになってしまいました」とコメントしている。

そんな2人の演技が垣間見える日本語予告映像も到着。愛する人を守るため危険を顧みず闘いに身を投じるムーランと、魔法を持つがゆえに人々から疎んじられ、孤独を感じ、自分の居場所を求めて敵に加担するシェンニャンを明日海と小池が生き生きと演じ、日本語吹替え版にも期待が高まる映像となっている。

感動のドラマとスペクタクルが展開する少女ムーランの物語の日本語吹替え声優が発表されますます注目せずにはいられない本作。空前のスケール描かれるファンタジーアドベンチャーを、ぜひ日本語吹替え版でも堪能してほしい!

文/編集部

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