アンパンマンの父、やなせたかしに松雪泰子&大沢あかねから巨大あんぱん「食べるのがもったいない」
やなせたかし原作による人気テレビアニメの劇場版第23作目となる『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』(7月2日公開)の完成披露試写会が6月19日、よみうりホールで行われ、ボイスキャストの松雪泰子、大沢あかねと、原作者のやなせたかしが登壇した。
今年のテーマは、やなせがアンパンマンで最も伝えたい“食の大切さ”。本作でヘンテ星からやってきた少年ココリンの声を務めた松雪は、本作出演を「とても嬉しく、家族や息子も大喜びしてくれました」と振り返り、「映画のなかで好きなシーンは、ココリンがジャムおじさんにパン作りを教わって、『おいしくなーれ、おいしくなーれ』と気持ちを込めながらパンをこねるシーンですね」と紹介。大沢は、映画を見ながら楽しく歌ったり、手遊びができる同時上映『うたって てあそび アンパンマンともりのたから』でキンタンの声を務めた。2010年に女児を出産し、母親として奮闘している大沢は「娘は泣いていてもテレビからアンパンマンが流れるとすぐ泣きやむんです」とエピソードを披露し、「アンパンマンの力はすごいですね。主人(劇団ひとり)もアンパンマンの大ファンなので羨ましがられました」と仲睦まじい様子をうかがわせた。キンタンと自身を重ね合わせ、「キンタンにキンタローおじいちゃんがいるように、私にも素晴らしいおじいちゃん(故・大沢啓二)がいたので、キンタンを演じることができて感動しました」と、天国の祖父に笑顔を向けた。
この日は父の日。日頃からアンパンマンにお世話になっているアンパンマンファンを代表し、松雪と大沢からアンパンマンの産みの親であるやなせに、30cmの巨大あんぱんがプレゼントされた。このサプライズに、やなせは「食べるのがもったいないな」と嬉しそうな表情を見せ、「(日本は)震災とか色々あるけど、くじけないで元気に生きてください!」と、集まった子供たちにメッセージを送った。【Movie Walker】