新型コロナ陽性のチャールズ皇太子、感染経路は…?
モナコのアルベール2世大公に続いて、英王室の王位継承者第1位のチャールズ皇太子が、新型コロナウイルスのテストを受けた結果、陽性だったことを明らかに。感染の拡大が過熱している。
チャールズ皇太子は現地時間の先週末に身体の不調を訴え23日に検査を受けた結果、24日に陽性であることが判明。すでにウィリアム王子とヘンリー王子には事実を伝えたという。
チャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染したのは13日ごろとされているが、潜伏期間は個人差があるため確実ではない。チャールズ皇太子に接触した人物で陽性だった可能性がある人物としては、これまで3月10日にチャリティイベントに同席したアルベール2世大公のほか、陽性になったカナダのトルドー首相夫人と、イドリス・エルバと同じチャリティイベントに出席していたF1世界チャンピオンのルイス・ハミルトンと2日後に接触したヘンリー王子などが挙げられていたが、そのほかにも、チャリティイベントやロンドン市長主催のイベント、私的な会合などで多数の人物と接触しており、もちろん感染経路は不明。
3月9日のウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルス・デーではヘンリー王子とメーガン妃、ウィリアム王子とキャサリン妃、エリザベス女王も同席していたほか、12日には、バッキンガム宮殿でエリザベス女王と短時間の接見があったというチャールズ皇太子は、現在スコットランドにあるバルモラル城で自主隔離中。妻のカミラ夫人は検査の結果陰性と判明したが、自主隔離しているという。
現在ウィンザー城に滞在しているエリザベス女王の検査の有無は明らかになっていないが、健康に問題はないという。また、チャールズ皇太子も極めて症状が軽いと言われていたが、ひどい咳の症状が出ているとの情報も。家族らは重篤になる心配はしていないというが、新型コロナウイルスは突然症状が悪化することもあると言われており、93歳と71歳という高齢の2人の今後や、そのほかの英王室のメンバー、そして濃厚接触者の健康状態が懸念されている。
イギリスでは、ジョンソン首相が23日深夜から外出禁止令を発動し3週間のロックダウンを開始しているが、25日の発表では感染者数が9529人、死者が463人と増加の一途をたどっている。
NY在住/JUNKO