自主隔離中のエリザベス女王、息子に続いて使用人がコロナ陽性で心配の声
チャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染し、ほかの英王室のメンバーはそれぞれの場所で自主隔離措置を取っているが、現在、夫のフィリップ王配と共にウィンザー城で自主隔離状態にあるエリザベス女王の側近である男性使用人が、新型コロナウイルスに感染しているというショッキングなニュースが報道され、再びエリザベス女王夫妻に心配の声が寄せられている。
通常バッキンガム宮殿には100人以上のスタッフが働いているが、ウィンザー城では6人から8人の精鋭部隊がエリザベス女王を支えていると言われている。このたびザ・サン紙が陽性反応について報じた男性使用人は、約6年間英王室に仕えているが、昨年昇格し、エリザベス女王の食事の給仕や郵便物の受け渡し、2匹の犬の散歩役など重要な役割を担っており、毎日エリザベス女王と接触していた可能性が高いという。
この男性が、いつどこで感染したのかは明らかになっていないが、発表のタイミングやポジションからするとウィンザー城で従事するメンバーのうちの一人の可能性も高く、高齢のエリザベス女王、フィリップ王配に及ぼす影響が懸念されている。
先日、新型コロナウイルスに感染していることを明らかにしたチャールズ皇太子は、スコットランドの別宅で自主隔離を行っていたが、体調には大きな問題はなく自宅で公務を遂行。多数の人々と接見しただけに感染元については明らかになっていないが、先月10日に行われたイベントで、同じく感染を明らかにしたモナコのアルベール2世大公と同席していたことが判明。しかしアルベール2世大公はラジオのインタビューで、「チャールズ皇太子とはほとんど近くで接触する機会がなく、私が感染元ではない」と語っていた。
3月28日時点でのエリザベス女王の体調は良好で、最後にチャールズ皇太子と接見してから2週間以上が経過していることから安堵の声があがっていたばかり。29日現在、イギリスでの感染者は2万人に達する勢いで、死者も1000人を超えている。
NY在住/JUNKO