深田晃司、濱口竜介が発起する「ミニシアター・エイド基金」がクラウドファウンディングで支援を開始

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深田晃司、濱口竜介が発起する「ミニシアター・エイド基金」がクラウドファウンディングで支援を開始

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言が発令され、政府からの自粛要請を受けるなか、その打撃を受け閉館の危機にさらされている全国の小規模映画館「ミニシアター」を救うため、『よこがお』(18)の深田晃司監督と『寝ても覚めても』(18)の濱口竜介監督が発起人となり4月5日に「ミニシアター・エイド基金」が創設され、本日4月13日(月)13時から「ミニシアター・エイド基金」による小規模映画館支援のためのクラウドファンディングが開始した。

本プロジェクトは、先日、多くの映画人の呼びかけにより発足した「#SaveTheCinema 『ミニシアターを救え!』プロジェクト」が「change.org」を利用して行っている公的支援と連携して行われるもので、クラウドファンディングサイトの「Motion Gallery(モーション・ギャラリー)」を通じて支援を募るものとなっている。

発起人である深田監督は基金の創設に対し、「本来なら、こういったときこそ国が支援に乗りだすべきだと思いますし、私たちは文化芸術の公的価値に見合った支援を今後も要求し続けなくてはなりませんが、いまはそれを待っている時間もありません。ぜひ、映画の多様な文化を絶やさないためにも、ミニシアターの支援にご協力ください」とコメントしている。また、同じく発起人である濱口監督も「私はミニシアターの存在によって、映画ファンに、そして映画監督にしてもらった、という思いがあります。その“恩返し”のために今回の基金の発起人として名を連ねました。その誇るべき文化をなくすことは決定的損失です。いま、動かなくてはなりません。同じ思いを持つ、映画ファンのみなさんの参加と協力をお待ちしています」と参加を呼びかけるコメントを寄せている。

また、本日16時からライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」で、深田監督、濱口監督、映画の配給・製作・上映を行う「アップリンク」代表の浅井隆らを交えた「ミニシアター・エイド基金」創設記者会見の模様が配信される。会見についての詳細は「DOMMUNE」公式サイトを確認してほしい。

50館を超える全国のミニシアターの参加希望、および多くの映画監督からの賛同と参加の意思表明がある「ミニシアター・エイド基金」ならびに「#SaveTheCinema 『ミニシアターを救え!』プロジェクト」を通じて映画文化の灯が絶えることのないよう、どうか支援に賛同してほしい。

<プロジェクト詳細>
「ミニシアター・エイド基金」
クラウドファウンディングサイト
https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid

「#SaveTheCinema 『ミニシアターを救え!』プロジェクト」
公式Twitter:https://twitter.com/save_the_cinema

「ミニシアター・エイド基金×DOMMUNE キックオフイベント」
日時:4月13日(月) 16時から18時
公式サイト:https://www.dommune.com/
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