ダニエル・ラドクリフ「ハリポタ撮影中はアルコールに依存していた」
ダニエル・ラドクリフが、英国版GQ誌のインタビューで、ハリポタシリーズの撮影中にアルコールに依存していたことを激白している。10代でスターダムを駆け上った多くの子役スターたちと同様、彼もまたパーティー三昧のライフスタイルでアルコールに耽溺し、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(09)の頃が最悪の時期だったという。
「僕は、物事を楽しむために、ひどくアルコールに依存するようになっていた。数年間は、いわゆる有名人のライフスタイルみたいなものに夢中になっていたんだ。だけど、僕にはそれは合ってない」とGQ誌に語っているラドクリフは、このままでは自分は駄目になると決意し、2010年の8月以降は全くアルコールに口をつけていないそう。
それほど状況が悪化していてもマスコミに騒がれなかったのは、ハリポタの共演者エマ・ワトソンがメディアの注目を一身に集めるようになるにつれ、幸運にも彼の飲酒問題はスクープされずにすんだのだそうで、パーティーなどで醜態をさらしていても撮影されることはなかったのだという。
「本当に、よくばれずにやって来られたと思うよ。いかにもパパラッチが撮影しそうな出来事はたくさんあったから」というラドクリフは、静かな生活を送る方が自分には合っていると思うそうで、禁酒ができたのは恋人のおかげでもあるという。「僕は今、恋人と交際できる自分の状態をエンジョイしているよ。生き生きと元気で、いつも泥酔して滅茶苦茶になっていない自分をね」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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