コミックの新スパイダーマンは黒人少年!同性愛者になる可能性も?

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コミックの新スパイダーマンは黒人少年!同性愛者になる可能性も?

米国は初の黒人大統領バラク・オバマを誕生させたが、マーベル・コミックの「スパイダーマン」シリーズの新主人公もアフリカ人とヒスパニックの血を引く黒人の少年になるとUSA Todayが伝えている。

報道によれば、8月3日(水)発売のマーベル・コミック「Ultimate Fallout」第4号にマイルス・モラレスという黒人の10代の少年が新スパイダーとして登場するという。初代スパイダーマンのピーター・パーカーは、6月発売の「Ultimate Comics Spider-Man」第160号で死亡しており、ファンからの抗議が殺到したらしい。映画版では、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』トリロジーではトビー・マグワイアが、2012年公開予定の『アメイジング・スパイダーマン』(2012年6月30日公開)ではアンドリュー・ガーフィルドが、平凡で等身大の白人青年、ピーター・パーカーの役を演じている。

「新主人公は、21世紀のスパイダーマンであり、我々の文化や社会の多様性を反映しています。彼はピーター・パーカーより若く、全く異なる文化的背景や世界観を持っています。しかし、ピーター・パーカーの死によって、彼は立ち上がるのです。読者たちは、ピーター・パーカーの時と同じように、彼のことが好きになるでしょう」とマーベルの代表は語っているとUSA Todayが伝えている。

また、英国デイリー・メイル紙によれば、マーベルは主人公が将来的に同性愛者になる可能性も否定していないそうで、新スパイダーマンのデザインを統括したサラ・ピッチェリは「遅かれ早かれ、黒人だったりゲイだったり、またはその両方だったりするヒーローの存在が、全く普通のことだと見なされる時代が来るでしょう」と語っているという。【UK在住/ブレイディみかこ】

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