『ノッティングヒルの恋人』の舞台となった書店が閉店へ
ジュリア・ロバーツとヒュー・グラント主演の大ヒット作『ノッティングヒルの恋人』(99)の舞台になったロンドン西部のノッティング・ヒルにある旅行専門書店“The Travel Bookshop”が、2週間後に閉店することがわかった。ロサンゼルス・タイムズ紙などが報じたもの。
ヒュー扮する冴えない旅行専門書店の店主と、ジュリア扮するハリウッドのスター女優の恋愛を描いた同作の撮影で使われた書店は、その後、ロンドンの観光名所の1つとして人気を博していたが、8月22日の月曜日に同書店が、「皆さん、こんにちは! 今日から2週間、閉店セールを行います。悲しいお知らせですが、笑顔でお迎えしたいと思います。皆さんのご支援に感謝します」とツイートし、32年の営業にピリオドを打つことを明らかにした。
店の前には、閉店セールと題して50%オフの看板が立てられているが、同書店の常連客であり、ジャーナリストのオリビア・コールは、「私だけではなく、詩人や作家の仲間たちも、どうにかこの書店を存続させたいという気持ちを持っています。一人一人が週に一度でもボランティアをすれば、経費が大幅に削減できると思うので、誰か良い買い手が見つかると良いのですが」とツイートしている。
これに対して、同作にカメオ出演したアレック・ボールドウィンも支援を申し出る旨をツイートしているが、多くのファンが注目するのは、はやりヒューとジュリアの動向だろう。同紙のブログでは、「ヒューが最終的に買い手として名乗りをあげることに期待している」とのコメントもある。【NY在住/JUNKO】
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