ビヨンセ妊娠で『スター誕生』リメイク作の撮影延期へ
ビヨンセがMTVビデオ賞授賞式のステージで第一子妊娠を発表したため、彼女の主演が決まっていた『スター誕生』リメイク作品の撮影が延期になりそうだと芸能情報サイトのDeadline Hollywoodが伝えている。クリント・イーストウッドがメガホンを握ることになっている同作は、来年2月に撮影開始を予定していたが、ビヨンセの妊娠と出産のため、ワーナー・ブラザーズが製作日程の延期を検討しているらしい。
『スター誕生』のリメイクは35年ぶりで、これまで、1937年、1954年、1976年と3回映画化されており、ジュディ・ガーランドやバーブラ・ストライザンドといった大スターたちが主人公の役を演じてきた。「あの映画を見て、バーブラ・ストライザンドのファンになったの。そしてジュディ・ガーランド主演版を見て、20年から30年おきに、その時代を代表する才能が生まれ、新たなスターになるんだって気付いたの。でも、まさか自分がその一人になるとは思わなかったわ」とビヨンセは同作に主演することについてMTVに語っていた。
ビヨンセが演じるのはスターを目指して地方から都会に出て来る女性シンガー。彼女が恋をする年上のロックシンガー役にはイーストウッド監督がレオナルド・ディカプリオを希望していたが、同監督がレオを口説けなかったと言われており、撮影が延期されれば、製作側にとってはじっくり代役を探す時間も確保できる。ビヨンセの相手役には、ウィル・スミス、ロバート・ダウニー・Jr.など、数多くの俳優の名前が囁かれてきたが、なかなか決まらず、いっそビヨンセの夫のジェイ・Zに演じさせたらどうだろうと書いているメディアもある。【UK在住/ブレイディみかこ】
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