金子ノブアキらが市川亀治郎の大物ぶりを絶賛!「台本なくしてもすぐセリフを覚えちゃう」

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金子ノブアキらが市川亀治郎の大物ぶりを絶賛!「台本なくしてもすぐセリフを覚えちゃう」

金子ノブアキら個性派俳優陣共演の映画『シャッフル』(10月22日公開)のプレミア試写会が、9月20日に六本木シネマートで開催。主演の金子、共演の賀来賢人、鎌苅健太、ムロツヨシ、市川亀治郎、及川拓郎監督が登壇し、ハードだった現場での裏話を和気あいあいと語った。

日給200万円のモニター調査で呼ばれた4人の男たち。そこに担当者を名乗る男が加わり、予想もつかない騙し合いが繰り広げられる本作。伏線が散りばめられ、時間軸もシャッフルされた物語ということで、台本の内容を把握するだけでも大変だったという。金子は他のキャストに「混乱したよね。初日の絶望感が」と同意を求めると、ムロが「これ、ついていけるかなって思ったよね」と、相槌を打つ。賀来も「台本を読んで、ここ、どういうことだろう?って毎回僕たちが監督に聞きに行ってました」と続ける。

ちなみに、一番台本を理解していなかった人について聞かれると、ムロが「市川さん、とか言えないでしょ。大物ですよ。台本忘れちゃうんですから」と暴露。市川は「初日になくなったんですよ。それで2冊目をいただいたのに、今度は家に忘れてきて」と苦笑い。すると鎌苅が「この人、すごいんです」と言った後、金子が「セリフをすぐ覚えちゃう」と、市川の台本の飲み込みの良さを絶賛した。市川は「リハーサルを一回してくれて、そこで入るから」とサラっと言うと、会場からもどよめきが起こった。

撮影は10日間、ほぼ不眠不休状態で撮り上げた本作だから、すっかり意気投合したという金子たち。さらに市川の兄貴肌的な話が出たが、そこでのムロの発言が面白かった。「終わった後、亀さんがイタリア料理屋さんを予約してくれて、それでご馳走してくれたんです。みんなが亀さんに『ご馳走様』って言ってて。それで二軒目、カラオケに行ったんですよ。そこでは俺がこそっと払ったんだけど、誰も何も言ってくれなくて」と激白。金子たちは「あ、そうだったのか」と言いながら大爆笑。彼らの仲の良さが会場まで伝わってきた。

及川監督はそんな彼らのトークを聞きながら、こう締めた。「ものすごいまとまりで、毎日突き進んで行きました。タイトだったからこそ生まれた結束感やグルーブ感が刻まれていると思います」。確かに5人の個性が弾けるパワフルな本作。二転三転する予断を許さない展開の本作は、伏線があちこちに散りばめられているので、細かい部分も是非お見逃しなく!【取材・文/山崎伸子】

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