鈴木京香&長谷川博己に深田恭子が「二人の間が濃厚で割って入る隙がなかった」と激白
人気ドラマの映画化『セカンドバージン』の初日舞台挨拶が9月23日に丸の内ピカデリー2で開催され、鈴木京香、長谷川博己、深田恭子、黒崎博監督が登壇。舞台挨拶では、大人の純愛を描いた本作にちなんで“純愛”が花言葉のなでしこの花束が渡された。鈴木たちも本作の純愛にちなんで、それぞれの恋愛観を語った。
『セカンドバージン』は、鈴木扮する45歳の出版業界の敏腕プロデューサー・中村るいと、長谷川扮する17歳年下で妻子持ちの証券会社社長・鈴木行(長谷川博己)が織り成すロマンスだ。深田は、行の妻・万理江役を演じた。鈴木は「映画館でゆったりと見ていただける作品になったと自負しています」と挨拶。「かっこいい!」と黄色い声の歓声を浴びた鈴木は「こういう感じが初めてなので緊張してます」とハニカミ笑顔。深田は「映画では二人の間が濃厚で割って入る隙がありませんでした」とおちゃめに語った。
鈴木は映画の魅力について「今、女性が元気できれいになってきているから、いろんな作品を見たいんじゃないかと。また、鈴木行の魅力もあります。長谷川さんの自分史上最大の“モテキ”がずっと続くことを確信してます」と言うと、長谷川は「お二人が魅力的だったので、僕は助けられて。でも、自分の存在がどんどん薄くなってかげろうになっていく気がしました」と苦笑い。深田は「美しさと大胆さ。大石(静)さんの描く物語は、強い女性が女性らしく生きてて、爽快感があります」とコメント。
また、それぞれが作品を通して語った恋愛観も興味深かった。鈴木は「17歳も年下の男性に飛び込んでいくまで、葛藤があったけど、一旦恋に落ちると、年齢とか状況を乗り越えていけるのが愛情の深さかなと」と言うと、長谷川も「恋愛観はないですが」と言いつつ「好きというものに対する熱意がいいなと」と語り、深田は「万理江は相手に思い入れが強いからこそ、過剰な行動に出てしまうけど、真っ直ぐな行動に出るのは素敵。人を愛することで調節は難しいです」と、それぞれが愛について語った。
最後に、鈴木は「『セカンドバージン』では、女性として、いろんなことを感じたり、考えたりしました。みなさんにも映画を見て考えてもらえればと」と映画をアピールした後、長谷川にバトンタッチ。長谷川は元気良く「“僕らは世界を変えることはできません”。でも、今僕は一番の“モテキ”です」と、本日封切られた映画『モテキ』と『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』を意識した言葉で最後を締めくくった。映画版『セカンドバージン』では、ドラマで描かれなかったふたりの秘話がディープに描かれるのでお楽しみに!【取材・文/山崎伸子】