岸谷五朗、不倫相手の深キョンと妻・木村多江に挟まれ困った!
人気作家・東野圭吾が初めて恋愛をテーマに執筆した小説を映画化した『夜明けの街で』が10月8日(土)より公開される。本作のレッドカーペットイベントとプレミア試写会が9月27日に横浜で開催され、岸谷五朗、深田恭子、木村多江、若松節朗監督の他、久保田利伸がサプライズで登場。本日47歳の誕生日を迎えた岸谷は、不倫相手役の深田と妻役の木村の両方からバースデーケーキを贈られ、苦笑い状態となった。
最初に、いきなり久保田利伸が登場し、エンディングテーマ曲「声にできない」を熱唱。会場が歌声に酔いしれる中、岸谷たちがレッドカーペットを歩いた。感想を聞かれた岸谷は「すごく気持ちよかったです」と笑顔で挨拶。本作の舞台は横浜だが「演じた渡部は働いてる所や、家族のいる所が東京で、横浜には虚構の世界を求めていたのかなって。横浜は夢のような世界にぴったりの夜景や海があって、演技もすごく助けられました」と語った。
岸谷と深田は本作で、上司と部下という関係で泥沼の不倫に陥る役どころを演じた。深田は岸谷について「岸谷さん、渡部さんはすごく熱くて、人間味にあふれた所が素敵でした」と語った。岸谷の妻役の木村は「妻とのシーンでいかに幸せに演じるかってことで、吾朗さんが苦しむことが分かっていたので、吾朗さんをいたぶるように演じさせていただきました」と涼し気な笑顔で語ると、岸谷は「苦しかったです」と汗を拭いた。
その後、本日47歳の誕生日を迎えた岸谷に、サプライズのプレゼントとして、深田と木村がそれぞれに用意したケーキが登場。不倫相手と妻の両方から贈られたケーキを前にした岸谷は、役柄を彷彿させる狼狽ぶりを見せ、会場は爆笑。「映画の中でさんざん苦しんだので、今日は2つ共持って帰ります」と宣言した。
最後に、久保田利伸も舞台挨拶に加わり、本作への熱い思いを語った。岸谷はテーマ曲について「最後で久保田さんの曲が締めてくれてると思いました」と、深田も「切ない気持ちやかけがえのない時間が詰まっていて、ふたりの時間を盛り上げてくれるような曲だと思いました」と絶賛した。岸谷たちが熱演したディープなロマンスはもちろん、久保田利伸のラブソングにも是非注目してほしい。【取材・文/山崎伸子】