バレエダンサー首藤康之を追った『今日と明日の間で』のテーマ音楽を椎名林檎が作編曲&演奏
世界で活躍するトップバレエダンサー・首藤康之を1年以上の歳月をかけ撮影、いくつものステージとその舞台裏を追ったドキュメンタリー『今日と明日の間で』(2012年1月7日公開予定)。本作のテーマ音楽を、椎名林檎が手掛けていることがわかった。
今まで多くを語ってこなかった“孤高のダンサー”の素顔と内に秘めた思いが初めて明かされている本作。現代を代表する世界的コリオグラファー(振付家)モーリス・ベジャール、 マシュー・ボーンらを次々に虜にしてきた首藤は、9歳でバレエに出逢い、自分の居場所を見つけた。15歳で東京バレエ団入団後、世界中で人気を博し、バレエに人生の全てを捧げ、舞台上で自身のすべてを差し出してきた。今まで多くを語らなかった彼が、胸に秘めてきた思いを初めて語る。自分に与えられた才能と一心不乱に真摯に向き合い生きる姿は普段、私たちが意識することを忘れている“とてもシンプルだが最も大切なこと”に気づかせてくれるだろう。
本作のテーマ音楽「Between Today and Tomorrow」は、椎名自身初のダンス音楽の書き下ろしとなり、斎藤ネコ率いるネコカルテットと共に自らピアノを演奏。かねてより椎名の音楽の中に流れるクラシカルな要素に魅力を感じていた首藤が、本編で初披露されるソロダンスを創作するにあたり直感で椎名を指名し、実現。完成した音楽に感動した首藤は、椎名が付けた曲タイトル「Between Today and Tomorrow」をそのまま本作のタイトルに起用。首藤のダンスと椎名の音楽が結晶した美しい映像を是非、劇場で楽しんでほしい。【Movie Walker】
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