スカーレット・ヨハンソン、ヌード流出事件のハッカーが逮捕される
スカーレット・ヨハンソンが携帯で自分撮りしたヌード写真をハッキングし、ネット流出させた疑いで、フロリダ在住の35歳の男性が10月12日に逮捕されたとCNNニュースが伝えている。
報道によれば、クリストファー・チェイニーというこの男性は、スカーレットをはじめとし、クリスティーナ・アギレラ、ミラ・クニスなど50人を超えるセレブリティーのPCやその他の端末のアカウントに無断でアクセスし、防御されたPCにダメージを与え、盗聴や悪質な個人情報窃盗を行っていたという。チェイニー容疑者はセレブリティーのプライベートなヌード写真や個人情報だけでなく、映画の脚本や、私的な会話の内容なども盗んでいたらしい。
FBIロサンゼルス支局長によれば、チェイニー容疑者はソーシャルネットワークなどでセレブリティーが使用していたパスワードにアクセスしてハッキング行為を行っていたという。「自分にとって意味のある言葉をパスワードにしたつもりでも、その言葉は、ネット上での友人とのコミュニケーションの中で登場したことがあるかもしれない。ペットの名前とか、そういう種類の言葉です。それがハッカーにヒントを与えることになり、そこからハッキングが始まります」とFBIロサンゼルス支局長は語っているとCNNは伝えている。FBIロサンゼルス支局は、ハッカーとパパラッチをもじり、“ハッカラッチ作戦”と名付けられた大規模なセレブ狙いのハッキング捜査を行ってきたそうで、今回の逮捕はその捜査の一部だという。
CNNによれば、最初に起きたセレブリティーのハッキング被害は、2005年にパリス・ヒルトンが携帯撮影の写真をハッキングされた事件だったそう。ハッカーがパリスの携帯に侵入できたのは、セキュリティ保護用の質問の答えが、彼女の愛犬の名前、ティンカーベルに設定されていたからだと言われているらしい。【UK在住/ブレイディみかこ】