マドンナの実兄、ミシガンでホームレスに
マドンナの2番目の実兄で55歳のアンソニー・チッコーネは、マドンナの故郷のミシガンでホームレスとして生活しているらしい。
ミシガンといえば自動車産業で栄えた街だが、2008年のリーマンショックを受けてアメリカの自動車産業が衰退したため、街全体が不況にあえぎ、アメリカの中でも多くの失業者を出した場所として知られている。WENN.COMによれば、アンソニーは、マドンナが疎遠になっている父親が経営するワイナリーを手伝っていたが、ワイナリーの仕事を失った後、約1年間、ミシガンのタラバースにある橋の下で過ごしているという。
無料で施される食事の配給を受けるため、地元の教会にやって来たアンソニーによれば、「家族から見捨てられたんだ。『億万長者の妹がいるのに、何でホームレスなんかしているんだい?』ってうんざりするほど聞かれるけれど、誰にでも起こることだからやたらなことは言うもんじゃないってことはわかっているよ」
「収入がないから、路上で空き缶とかペットボトルを集めてお金に変えるのが今の仕事なんだ。でも冬は大雪が降って寒さが厳しいから、昨年の冬は足の凍傷にかかったんだ。神経系もやられたんだけど、まだ序の口だよ。もっとひどくなったら身体の組織がやられて、身体の一部がなくなってしまうんだ。友達は、凍傷で足の指が10本ともなくなってしまったし、何人もの仲間が、低体温症で亡くなっている」そうだ。
アンソニーが家族から干された理由は明らかではないが、他の兄弟姉妹と違って、少なくともマドンナには金銭的な余裕はある。早くに実母を亡くしたマドンナは、父親の再婚相手とうまくいかず、確執が続いている父親のファミリービジネスを手伝っていた実兄とも関わりを持ちたくないのかもしれないが、実兄が低体温で死んでしまうかもしれないとわかった時、マドンナはどのような行動に出るのか? それでも無視を続けるのであれば、きっと家族にしかわからない深い事情があるのだろう。【NY在住/JUNKO】