実は誰もが知っている!? 有名キャラの“中の人”でおなじみの劇団俳優とは
妻と生まれてくる子供のためにチャンピオンを目指すボクサーの虎太郎。ある晩、ビル警備の仕事中に屋上から自殺しようとした男・拓を止めようとするも、彼は誤って一緒に落下してしまう。やがて、ふたりの魂はそれぞれ天国と地獄へ送られるべく、三途の町へと送られる。
11月12日から公開されている『魂を握り潰した男』は、演劇ファンにはおなじみの劇団クラゲ荘の同名舞台を映画化したもの。主演を務めるのは、同劇団の座長である幸将司と、おなじく同作の舞台版を演じた三元雅芸。三元の名は演劇好きしかピンとこないかも知れないが、実は彼、誰もが一度は見たことがあるであろうキャラクターを演じている人物なのだ。
というのも、舞台や映画などで俳優として活躍する傍ら、最近は数々のゲーム作品でモーションキャプチャーを担当している。彼が最近演じたのは、『龍が如く オブジエンド』『龍が如く4』では共に主人公の桐生一馬と秋山瞬、『戦国BASARA3』では伊達政宗・真田幸村・石田三成といった主要キャラクターたち。どちらも人気作なので、どこかしらで彼らが動く姿を見たことがあるはずだ。彼らがまるで本物の人間のように生き生きとした動きを披露しているのは三元の演技のおかげなのだ。
今夏公開された『AVN エイリアンVSニンジャ』で主演を務めるなど、アクションはもちろん、モーションキャプチャーではCGキャラクターの顔の複雑な表情を形作るのに貢献している。あのキャラクターを演じた人なんだ、なんて思いながら見ると、本作が何倍も楽しめるはずだ。【トライワークス】
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