ブラッド・ピットに吹石一恵が「ゴージャスでセクシーでドキドキします」

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ブラッド・ピットに吹石一恵が「ゴージャスでセクシーでドキドキします」

ブラッド・ピットが、主演と製作を務めた感動作『マネーボール』(11月11日公開)の記者会見が、11月10日に六本木のグランドハイアット東京で開催。ブラッドは会見で、本作に懸ける思いや、家族への愛情を語った。会見には、元大阪近鉄バファローズ選手・コーチで、現東北楽天ゴールデンイーグルススカウトの吹石徳一を父に持つ吹石一恵が登壇。彼女は浮き足立った様子でブラッドに花束を贈呈した。

実話を基にした『マネーボール』は、米メジャーリーグのオークランド・アスレチックスで、現役ゼネラルマネージャーを務めるビリー・ビーンが、野球未経験のイェール大経済学部卒のピーター・ブランドと組み、独自の戦略“マネーボール理論”で、弱小チームに奇跡をもたらす物語だ。ブラッドは「僕はあまり野球を知らなかったけど、本作を作ったよ。でも、実は野球界を背景にしているけど、本作は正義の話なんだ。負け犬とレッテルを貼られた人の話で、成功とか失敗とかって本当に正しいのかどうかを探る話だと思う。ビリーの勝利は、トロフィーなどの評価ではなく、内面的な勝利なんだ。そのことに対してとても敬意を評するよ」と語った。

劇中で、ビリーが娘と交流するほのぼのとしたシーンがあるが、ブラッドにとって家族の存在とはどういうものなのか。「家族を持ったことで、僕自身はとても影響を受けたよ。日々、仕事場は戦いの場でもあるので、そこから離れて家に戻ると、ほっと一息つけるんだ。とても貴重な存在だよ」。

その後、吹石一恵が花束贈呈に登場。吹石はブラッドの印象について、「とてもゴージャスでセクシーでドキドキしてます」と、頬を紅潮させながらコメント。また、劇中でのビリーと娘とのシーンについても「小さい頃は、父もこういう目線で自分を見てくれたのかなって思いました」と感動したようだ。

既にアカデミー賞主演男優賞の呼び声も高い本作。ブラッドの円熟味あふれる演技はもちろん、逆風の中で信念を貫いて、チームを連勝に導くビリーのサクセスストーリーは、見た人に元気を与えてくれること間違いなしだ。【取材・文/山崎伸子】

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