森山未來主演『苦役列車』ヒロインはAKB48前田敦子!映画オリジナル役で出演
西村賢太の芥川賞受賞作を映画化する『苦役列車』にAKB48前田敦子が出演することがわかった。前田は原作にはない映画オリジナル役で出演、ヒロインの桜井康子を演じる。主演を務める森山未來は映画や舞台など幅広いジャンルで定評を得ている実力派俳優。共演は『白夜行』(11)、『軽蔑』(11)などデビューから5年で出演映画20本以上の若手演技派俳優の高良健吾だ。まさに注目を集める若手実力派俳優陣による本作に、トップアイドルとなった前田敦子が華を添えることになる。
第144回芥川賞受賞式での「(一報を受けた時)そろそろ風俗に行こうかなと思ってた」という発言が話題となった西村の「苦役列車」。メガホンを取るのは『リンダ・リンダ・リンダ』(05)、『天然コケッコー』(07)、『マイ・バック・ページ』(11)の山下敦弘監督。以前から「山下敦弘監督の大ファン」と公式ブログで明かしていた前田は、念願の山下監督作品出演について、「私はいつも『好きな監督は誰?』と聞かれると、一番に『山下監督です!』と答えていたぐらい大ファンだったんです。なので、本当に念願のお仕事だったんです」と興奮を抑えきれない。2011年は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』、「花ざかりの君たちへ イケメン☆パラダイス 2011」に出演し、グループのみならず、女優としても飛躍を遂げたが、「今年はいろんな作品をやらせていただいたので、もう演技のお仕事はないと思っていたんです。まさか、(今年)最後にこんなにやりたいものが舞い込んでくるなんて。すぐに『やらせて』ってお願いしちゃいました。本当に幸せなお仕事です!」と喜びを爆発させた。
山下監督は今回の前田起用について、「AKBの中でも謎な部分がある子というところが、何か未知なるものが生まれるのではと興味が沸きました」と明かし、「森山くんら共演者とも女優・前田敦子としての挑戦になるんじゃないかと思っています」と期待を寄せた。
11月25日にクランクインした本作は、2011年内のクランクアップを目指しており、2012年の公開を予定している。【Movie Walker】