トム・クルーズ、『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』の大ヒットで続編続投は確実!?
2011年の北米興行成績は不調に終わったが、12月21日から公開されている『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(日本では12月16日から公開中)の大ヒットによってゲームチェンジャーとなったトム・クルーズが、早くも続編に意欲をのぞかせている。
ケイティ・ホームズと知り合った辺りから奇行と過激な言動を繰り返し、14年来の付き合いがあったパラマウント映画から契約を打ち切られたトムは、ハリウッドから干された感があり、その後の出演作は全くヒットしなかった。そのため『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』の製作段階においても、「トム扮するイーサン・ハントが主役では興行成績が望めない。もう一人のエージェント、ウィリアム・ブラントが今後の主役になる」というのが専らの噂だった。
そのもう一人が、トムから直々にオファーを受けたジェレミー・レナーである。ジェレミーは『ハート・ロッカー』(09)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされて一躍時の人になり、その後はベン・アフレック監督『ザ・タウン』(10)でもアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、遅咲きの実力派俳優だ。同作の主演だったベンは、すっかりジェレミーにお株を奪われたかに見えたが、彼の演技のおかげもあってベンの監督としての手腕が高く評価されたことは記憶に新しい。
そのジェレミーがトムと互角のエージェント役に抜擢されたことで、「トム一人では興行成績が見込めないので、興行成績が見込めるジェレミーを投入した」と、とらえられてしまったことは、ある意味仕方のないことだろう。しかし、disitalspy.comによれば、ジェレミーは「ウィリアム・ブラントがイーサン・ハントに代わって『ミッション・インポッシブル』シリーズの主役になるって話は聞いているよ。つまり、噂はたくさん聞いているってことだけど、実際にはそんな話は全く出ていないし、ありえない」ときっぱり否定したという。
そしてトムも、「もし、納得できるものが作れるのであれば、続編も作りたいね。テレビシリーズを見ていて本当に興奮した。音楽もチームが向っていく方向も全部好きで、テレビのスイッチを入れる度にワクワクしていたことを今でも思い出すよ。その時からいつかこれを映画にしたいと思ったんだ。それほど思い入れのあるものだから妥協はしたくない。自分の限界までチャレンジできる納得のいくものができるのであれば続編も作りたいね」とMTVテレビのインタビューで語っており、トムの飽くなきチャレンジと実力が興行成績となって現れ、“トム・クルーズ復活”を証明した今、イーサン・ハント主役の続編製作は約束されたようなものだ。【NY在住/JUNKO】