成宮寛貴、『逆転裁判』で桐谷美玲のバレンタインデーの痛い思い出話に「異議なし!」
人気ゲームの映画化作品『逆転裁判』(2月11日公開)の完成披露トークイベントが、1月16日にグランドハイアット東京で開催。主演の成宮寛貴、斎藤工、桐谷美玲、中尾明慶、柄本明、石橋凌、三池崇史監督が登壇。法廷映画にちなんで、成宮たちが「異議あり!」な出来事を告白し、全員でその内容が審議された。
舞台は、犯罪増加のため、わずか3日で判決を下すという「序審裁判」が導入されている近未来。ここで、手に汗握る法廷バトルが繰り広げられる。三池組初参加の成宮は、「監督は見た目が怖いのドキドキしていました。で、一言で言うと天才ですね。毎日、何が起こるかワクワクしながら撮影していました。それに三池さんって良いにおいがするんです」と言うと、三池監督は「甘い加齢臭だよね?」と笑いながら突っ込みを入れた。
それぞれがキャラクターに合ったメイクやコスチュームを着て挑んだ本作。成宮は「これが俺だと思って臨んだのですが、監督から『君はビジュアルとの勝負だね』って軽く見抜かれたのがすごく悔しくて。そこからだんだん馴染んでいきました」と語ると、 斎藤も「単体でいると厳しいけど、共演者の方に会うと、連帯感が生まれました(笑)」とコメント。石橋は「映画は衣装、メイクもすべて上手くいった」とほめ称えると、柄本は「ヒゲがかゆかった」と語った。
その後、成宮、斎藤、桐谷が、実際に用意された証言台に立って、「異議あり!」な出来事を告白。桐谷が「小学校の頃、すごく人気の男の子に手作りのチョコを渡そうとしたけど、行列ができていて渡せなかったんです」と告白。これに対して「異議なし!」の札を挙げた成宮。「バレンタインってトラブルありますよね。僕は山田優ちゃんと仲が良いんですが、家に遊びに行ったらチョコがあって、『これ、余ったから食べて良いよ』って言われて傷ついた経験があります」。中尾も「異議なし!」で、「僕もスポーツができたけど、行列はできませんでした。ただ、ひがみです」とすねながら語ると、斎藤は「行列を張り倒して渡してほしかったなと。また、なぜ中尾さんに行列ができなかったのかということで異議あり!です」と優しさを見せた。
ロッテルダム国際映画祭への出品も決まった本作について、三池監督は「ヨーロッパでは今年一番最初に開催される映画祭なので嬉しいです」とコメント。国内外で高い評価を受ける三池監督作だが、『逆転裁判』もまた脚光を浴びそうなので今後も注目していきたい。【取材・文/山崎伸子】