危険な犯罪者一家を取りまとめるのは、震撼必至の超極悪おばあちゃんだった!?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
危険な犯罪者一家を取りまとめるのは、震撼必至の超極悪おばあちゃんだった!?

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危険な犯罪者一家を取りまとめるのは、震撼必至の超極悪おばあちゃんだった!?

命の危険にさらされながら仕事をこなす息子たちの健康に気を遣ってやり、息子たちが出かける際は必ず抱き締め、笑顔で愛情を注いであげるおばあちゃん。その優しい姿に普通の映画なら感動してしまうところだが、1月21日(土)より公開中のオーストラリア映画『アニマル・キングダム』に登場するおばあちゃんはちょっと違う。何と彼女は犯罪一家を取りまとめるドンであり、裏社会を生きる過激かつワイルドなおばあちゃんだったのだ!

そんなおばあちゃん役を演じているのが、オーストラリアの女優ジャッキー・ウィーヴァー。日本ではあまり知られていない彼女だが、本国オーストラリアでは40年以上も第一線で活躍を続けている名女優である。本作では昨年の第83回アカデミー賞と第68回ゴールデングローブ賞に助演女優賞としてWノミネートされるという快挙を成し遂げる好演を見せている。

彼女が演じた迫力満点のおばあちゃんは、主人公である17歳の少年の祖母。少年は母親の急死をきっかけに、疎遠になっていた祖母の家に引き取られることになる。ところが、この家は強盗や麻薬密売などの凶悪犯罪で生計を立てる超アウトローな一家だったのだ。初めは温厚で優しそうに見えたおばあちゃんが、一家を仕切るボスとして、次第にその裏の顔を見せていく様は強烈で、難役を見事に演じきったジャッキーの演技力には脱帽するほかない。

あのクエンティン・タランティーノ監督が2010年の年間ベスト3に挙げるなど、玄人の目から見ても評価の高い本作。ジャッキー演じるおばあちゃんのインパクトだけでなく、一家と社会のあいだで葛藤する少年を描いた脚本も秀逸だ。緊迫感に満ち、見応えのあるクライムドラマを求めている人は是非チェックしてもらいたい。【トライワークス】

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