子供も大人も思わず夢中に! レゴブロックのはやぶさが登場
2010年6月13日、小惑星イトカワの地表から岩石サンプルを持ち帰るという世界初の偉業を達成し、地球に戻って来た小惑星探査機「はやぶさ」。偉業を称えるべく、昨年10月に公開された『はやぶさ HAYABUSA』に続き、2012年も『はやぶさ 遥かなる帰還』(2月11日公開)と『おかえり、はやぶさ』(3月10日公開)という2本の映画が公開され、まだまだ熱は冷めそうにない。その人気ぶりから、「はやぶさ」はこれまでにもプラモデル、フィギュア、超合金、擬人化フィギュアなど、様々な形で立体化されてきたが、決定版ともいうべきモデルが3月1日(木)に登場する。
立体化に挑んだのは、誰もが一度は手にし、遊んだことがあるであろうレゴブロックだ。一般ユーザーがレゴブロック製品のアイデアを提案し、そのアイデアへの投票獲得数によって商品化が決定されるWEBサイト「LEGO CUUSOO」に提案されるや、わずか64日間で1000票もの商品化を望む声が届けられた。これは同サイトの企画第一弾として商品化された「しんかい6500」が1000票を集めるのに401日間も費やしたのと比べると圧倒的なスピードであり、それだけ人々がはやぶさを切望していたのだ。
気になるサイズは、高さ約23cm、幅約30cm、奥行約18cm。投稿されたモデルを基に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の監修の元、デンマークのレゴ本社のデザイナーが作り出した。369ピースからなる、レゴブロックの味わいを生かしたモデルは、本格的な組み立て作業が必要とされるが、完成させた時の喜びはレゴブロックならではのもの。イオンエンジン、サンプラーホーンなど主要部分の再現度は抜群で、ディスプレイモデルにはイトカワの表面一部が再現されているほか、「はやぶさ」プロジェクトマネージャー川口淳一郎氏のミニフィギュアまでついてくる。
今回、レゴジャパンより特別に商品をお借りして実際に組み立ててみたが、10年以上ぶりにレゴブロックに触れた記者でも一時間程度で完成させることができた。次第に「はやぶさ」が完成していく様子に興奮し、思わず仕事を忘れて夢中になってしまったほどの面白さなので、是非一度手に取って、組み立ててみてほしい。「はやぶさ」開発に携わった人々の思いがあなたにも通じるかもしれない。【トライワークス】