サッチャーに続け!ダイアナ妃の伝記映画も始動か
故ダイアナ妃の生涯が映画化される噂は数年前から報道されていたが、メリル・ストリープ主演でマーガレット・サッチャー英国元首相の生涯を描いた『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(日本3月16日公開)の成功が引き金となり、いよいよダイアナ妃の映画も始動するようだと英紙サンデー・ミラーが伝えている。
『英国万歳!』(96)や『鳩の翼』(97)などを製作しているプロデューサーのスティーヴン・エヴァンスによれば、この作品はダイアナの警護官だったケン・ウォーフの著書「Diana: Closely Guarded Secret」に基づいたものになるという。「この話の一部は、警護官の視点から描いたものになる。重点を置くのは、真実性と、彼女が経験したことを発見することだ。そのほとんどは、ダイアナの熱狂的ファンでもない限り、知らなかったエピソードばかりだ。この映画は彼女が素晴らしかったと伝えるものでもないし、困った人間だったと伝えるものでもない。それは観客が自分で判断することだ。僕は、彼女は素晴らしい資質とカリスマを持った人だったと思うが、同時に厄介で、非情なところがあったと思う。彼女は友情を利用し、捨てる人だった」と語っている。
また彼は、同作が『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のような成功を収めるかどうかは主演女優にかかっているという。「メリル・ストリープは、これまでで最も素晴らしかった。映画そのものはそんなに良くないが、本当にマーガレット・サッチャーを見ている気になる」と語っている。同作の主演候補にはシャーリーズ・セロンの名が囁かれていたが、ここに来て、キャリー・マリガンの名も浮上していると英紙デイリー・メイルは伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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