『はやぶさ 遥かなる帰還』初日舞台挨拶で渡辺謙が男泣き!

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『はやぶさ 遥かなる帰還』初日舞台挨拶で渡辺謙が男泣き!

2月11日(土)、『はやぶさ 遥かなる帰還』の初日舞台挨拶が丸の内東映で行われ、出演者の渡辺謙、江口洋介、夏川結衣、小澤征悦、中村ゆり、吉岡秀隆、藤竜也と瀧本智行監督の9人が登壇。本作で、山口駿一郎役で主演を務めると共に、製作から公開まで映画のプロジェクトマネージャーを兼任した渡辺は、感慨深い様子で涙を見せた。

『はやぶさ 遥かなる帰還』は、歴史的偉業を成し遂げた日本の科学者、技術者たちと、それを見守った人々の激動の7年間を描く物語。主人公を演じた渡辺謙ら豪華俳優陣による重厚な世界観が見どころだ。

チームリーダー役を熱演すると共に、製作から公開まで映画のプロジェクトマネージャーを兼任した渡辺は、今回、プロモーションのために63日間稼働し、260媒体からの個別取材を受けた。そして、プロモーションでの総移動距離は42万kmと、ほぼ地球一周分を移動するなど、精力的にこのはやぶさプロジェクトを支えきた。そんな渡辺は「今は『はやぶさ』がイトカワから帰還するときのような、一抹の寂しさがある。舞台挨拶の後も映画は旅を続けます。一人でも多くの人に、(映画という)カプセルを届けたいです」と、熱い思いを語り、涙を拭った。

また、小惑星探査機はやぶさが帰って来たオーストラリアのウーメラ砂漠でロケを行った夏川は、「江口さんが、まあ雨男で」と不満をぽつり。「こんな雨男の人は初めて見ました!」と打ち明けると、監督も「江口さんが帰る時、雨雲も一緒に去って行ったんですよね」と夏川を援護。江口は「砂漠で雨が降った時はどうしようかと思いましたが、僕が先に帰って良かったです」と、申し訳なさそうに話して、会場から笑いを誘っていた。

『はやぶさ 遥かなる帰還』は東日本大震災の後に撮影されたものだが、渡辺は「大きな災害を受けた日本に、どうこの映画を届けていこうかと考えましたが、こんな日本人がいたんだということを誇りに思って、自慢していただければ」と、アピールして舞台挨拶を締めくくった。【MovieWalker】

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