英国人俳優ゲイリー・オールドマン、イギリス英語を特訓した甲斐あってアカデミー主演男優賞ノミネート!?

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英国人俳優ゲイリー・オールドマン、イギリス英語を特訓した甲斐あってアカデミー主演男優賞ノミネート!?

イギリスのスパイ小説「Tinker Tailor Soldier Spy」を基にした『裏切りのサーカス』(4月21日公開)で第84回アカデミー主演男優賞ノミネートのゲイリー・オールドマンが、イギリス英語のアクセントを特訓するためにレッスンを受けていたことがわかった。

アカデミー賞の常連『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(3月16日公開)のメリル・ストリープと『アルバート・ノッブス』(日本公開未定)のグレン・クローズはいずれもアメリカ人だが、同作で演じているのはイギリス人であるため、イギリス英語のアクセントで役どころに挑み、第84回アカデミー主演女優賞にノミネーションされている。また『ドラゴン・タトゥーの女』(公開中)で同賞ノミネートのルーニー・マーラもアメリカ出身だが、演じているリスベット・サランデルはスウェーデン人であることから、アメリカ英語ではなくヨーロッパ英語を話すことが強いられている。

一方、53歳にして初めてアカデミー主演男優賞にノミネーションされたゲイリーが扮しているジョージ・スマイリーはイギリス人であり、ロンドン出身のゲイリーは生まれ育ったイギリス英語で話せば良いはずなのだが、「おかしな話なんだが、しばらく前にロサンゼルスに移住してハリウッド映画に出ているうちに、アクセントがアメリカ英語に変わってしまったようなんだ。完全にイギリス英語のアクセントがなくなっているわけではなかったけれど、アクセントを取り戻すために、発音のレッスンを受けなくてはいけなかった」というから驚きだ。

ミシェル・ウィリアムズが『マリリン7日間の恋』(3月24日公開)でマリリン・モンローになるきるため、仕草だけではなくマリリン英語を習得したのと同じように、イギリス英語とアメリカ英語、アメリカの中でも地域によって違うアクセントを習得することは、役者がその人物になりきるためにとても大事な要素になっているのだ。【NY在住/JUNKO】

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