ホイットニー・ヒューストンが亡くなったホテルの宿泊者が、宿泊費の返却を要請
2月11日に急逝したホイットニー・ヒューストンの宿泊していたビバリー・ヒルトンホテルの部屋に予約が殺到しているというニュースが流れる中、その日に宿泊していたビバリー・ヒルトンホテルの宿泊者が、ホテル側に対して宿泊費の返済や割引を求めていることがわかった。
TMZ.COMによれば、ホテル側に訴えを起こしたのはホイットニーが亡くなった日に、ホイットニーと同じ4階に宿泊していた宿泊客数人。「この日は12日に開催されたグラミー賞の前夜祭のためにたくさんのセレブリティーたちが集まっており、いつもより厳重な警備が施されていたが、ホイットニーが亡くなった後、セキュリティーのために部屋からの出入りを禁止され、挙げ句の果てに部屋のキーカードまで取り上げられ、とても不便な思いをした。またホテルの周囲にはファンや野次馬が殺到し、フロアやホテル内には警察や検視官、エマージェンシーサービスの関係者であふれ返っていたため、せっかくの休日を楽しむどころか、眠ることさえできなかった」というのがその理由だという。
この要請に対してホテル側は、「11日の土曜日の夜に起きた突然の訃報を受け、ホテル側はビバリーヒルズ警察に全面的に協力しながら、ホイットニー家のプライバシーを守ることと、4階に宿泊されていたお客様の安全を守るために最善の努力をしてきました。お客様にご不便をおかけしましたことは、大変遺憾に思っております」との声明文を発表したが、宿泊代の返却や割引には応じない構えを見せている。
ホイットニーの葬儀は故郷のニュージャージーでしめやかに行われたが、歴史に残る歌姫の突然の死を受けて、周囲はまだまだ落ち着きそうにない。【NY在住/JUNKO】
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