エマ・ワトソン「記者に『カミングアウトするの?』と聞かれた」
ハリポタシリーズの撮影終了と同時に潔く髪をショートカットにしたエマ・ワトソンは、髪を切った直後、記者たちから奇妙な質問をされていたことを明らかにした。超ショートヘアになった彼女を見て、一部のジャーナリストの間ではレズビアン説が流れていたという。
「数人のジャーナリストから、『髪を切ったということは、カミングアウトするのですか?』と聞かれたの。レズビアンなのかと質問されたわ。髪を短く切ったことで、人の感じ方なんて本当に主観的なものなんだって実感した。『ものすごく良い』と言う人もいれば、『全然似合わない』と言う人もいた」と英紙インディペンデントのインタビューで語っている。2010年夏にエマが突然ショートカットにした時は、世界中の芸能サイトでトップニュース扱いされ、ハリポタのハーマイオニーのファンからは悲鳴にも似た失望の声が上がり、ファッション関係者からは「新たなファッションリーダーの誕生」と、もてはやされた。そんな騒ぎの渦中にいた本人は、あの経験から重要なことを学んだそうで、「結局、自分の直感に従うしかないのよ。私は、全ての人々を喜ばすつもりはないから」と語っている。
現在はオックスフォード大学で学生生活を満喫しているというエマは、過去数ヶ月間はすっぴんで暮らしているそうで、「そんなはずがない!」という記者の反応に、「そう言われると思ってたわ。でも、以前は誰かに化粧してもらっていたから、自分でするのは奇妙な感じで。だから、今日は取材でメイクしてもらって、特別な楽しみをもらった気分よ」と答えている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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