小雪が幸せママの顔で子育てトーク!「赤ちゃんは上半分は私、下半分は夫に似ている」
三丁目の住人のドラマを描く人気シリーズ第3弾『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(公開中)の「ママさん上映会」が2月22日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催。小雪と山崎貴監督が登壇した。普段は育児で忙しく、なかなか劇場で映画を観ることができないママさんたちを子ども連れで招待した本上映会。1月5日に俳優・松山ケンイチとの間に男の子を出産したばかりの小雪が、同じく奮闘するママさんたちを前に、妊娠・出産・子育てトークを繰り広げた。小雪は「映画に行くというのは難しいと思いますが、皆さんにこそ観ていただきたい作品です」と挨拶。監督も「則文さんが激怒するシーンで泣いている子もいて、申し訳ない気持ちがした(笑)。でも、僕たちもこういう機会があると本当に嬉しいです」と、集まったママさんとちびっ子たちの姿を眺めて目を細めた。
本作の舞台は東京オリンピック開催に沸く昭和39年。三丁目の住人はそれぞれににぎやかな日常を過ごしているが、小雪演じるヒロミは、茶川竜之介(吉岡秀隆)と結婚してめでたく妊娠。奇しくも小雪は、劇中同様に新たな家族の誕生を経験したというわけだ。小雪は「撮影と自分の実体験が重なることもそうないので、運命を感じています。自分の作品を見て涙を流すこともあまりないのですが、この作品は涙が流れる。戸惑いながらも、とても縁を感じている作品です」と感慨深げだった。撮影中は結婚もしていなかった小雪。妊娠・出産を経験してみて、改めて妊婦役の演技の感想を聞かれると、「おなかに重しを入れて撮影をしていたので、臨月の腰の痛みは体験できていました(笑)。同じ体勢をしていなければいけないですものね」というと、会場のママさんも納得の様子。
続いて、会場からの質問に答えることに。「子どもは小雪さん、松山さんのどちらに似ていますか」と聞かれると、小雪は「赤ちゃんはいろんな表情をするので、まだよくわからない。最初は宇宙人みたいで、お猿さんみたいになって(笑)。今は顔の上は私で、下は夫かな」と照れながらコメント。また、「旦那さんは家事を手伝ってくれる?」との質問には、「男性も子育てには参加した方がいいと思っているんです。大変なことは共有したほうが絆も深まって、よりチームになっていく。なるべくお願いするようにしています」と子育てへの思いを明かしてくれた。
会場も小雪の放つ幸せオーラにうっとり。終始、会場の子どもたちに手を振る小雪は、すっかりママの顔だ。「まだ産まれて1か月半。特に産後90日は頑張りすぎないように、人に甘えたり、協力してもらいながら過ごしています」と笑顔で語り、温かな雰囲気に満ち溢れた舞台挨拶を締めくくった。
本当の幸せを問い、家族の絆、人と人とのつながりを感じられる本作。小雪演じるヒロミを含め、三丁目の住人たちは愛着を感じざるを得ないキャラクターばかり! 是非、彼らと笑って泣いて、改めて大切なものを振り返ってみてはいかが。【取材・文/成田おり枝】