戸田恵梨香、『SPEC』シリーズの海外リメイク化に「何で私たちじゃないの?」
堤幸彦監督の連続ドラマを映画化した『劇場版 SPEC 天』の初日舞台挨拶が、4月7日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。戸田恵梨香、加瀬亮、浅野ゆう子、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平、竜雷太、堤幸彦監督が登壇した。舞台挨拶では、「SPEC」シリーズが、米人気テレビドラマシリーズ「HEROES ヒーローズ」のマシ・オカにより、日本の映像作品としては初めて、海外ドラマとしてリメイクされる話が進行中だと発表された。
IQ201の天才で変人の当麻紗綾(戸田恵梨香)と、警視庁特殊部隊(SIT)出身の熱血漢・瀬文焚流(加瀬亮)が、特殊能力(SPEC)を持った犯罪者に立ち向かう『SPEC』。4月1日にはスペシャルドラマ「SPEC 翔」がオンエアされ、4月4日には早くもDVDがリリースされたことでも話題沸騰だ。戸田は「やっとこの日を迎えることができました」と笑顔で語り、「翔、天で、このまま、(起承転)“結“に行きたいです。皆さんに盛り上げていただいたら可能だと思いますので」と力強く挨拶をした。
ほしいSPEC についてのアンケートでは、ニノマエ(神木隆之介)の「時を止めるスペック」が第1位に輝いたそうで「もし、時を止められたら?」というお題がゲスト陣に出された。戸田は「ニノマエのSPECって、誰よりも早く動けるSPECじゃないですか。年をとるってことで、あまり使わないようにしたい」と言うと、浅野ゆう子も「女性にとっては危険ですね。私が止めておいてほしいです」と激白し、会場は大爆笑。神木の「桜が散った時にぱっと止めてみたい」と言う発言に対し、戸田が「意外とロマンティスト!」と感心すると、加瀬は「なんか腹立ちますね」と苦笑い。椎名は「スカートめくり。一応、お約束でね」と会場を笑わせた後、「(現場に)ブヨがうようよいたので、時を止めてパチンと殺したい」と語った。
そして、最後に「SPEC」ドラマシリーズの海外リメイク話が出て、会場は大いに沸いた。堤監督は「このメンバーは出れないのか? 私だけは一つ!」と売り込みのポーズを見せた。戸田は「何で自分たちじゃないのか、不思議なんですけど」と言いながらも、「世界へ出ていくことは本当に嬉しいこと。日本で作られた作品がどう見られていくのかも興味深いし、このキャラクターをハリウッドの女優さんがどう演じられるのかもすごく楽しみです」と、喜びを語った。
連ドラからスタートし、スペシャシャルドラマ「SPEC 翔」を経て『劇場版 SPEC 天』で遂に色々な謎が明かされる。ギャグも、人間ドラマも、シリーズの集大成にふさわしい密度の濃い作品に仕上がったので、乞うご期待。【取材・文/山崎伸子】