故ホイットニー、浴槽の熱湯も死因か?遺体に広がる火傷
故ホイットニー・ヒューストンの最終検死報告書が4月4日に公開され、死因は心疾患とドラッグや処方薬、市販薬の過剰使用による溺死と記されていることが明らかになったが、報告書の詳しい内容を入手した英紙デイリー・メイル電子版が、ホイットニーは熱湯の中で溺れていたことや、彼女の遺体は火傷や痣に覆われていたという生々しい事実を伝えている。
報告書のコピーを掲載している同紙によれば、彼女が溺死した浴槽の湯の温度は死亡約6時間後でも33度あったそうで、専門家によれば、彼女が浴槽に入った時の温度は66度だったと考えられるという。彼女の上半身や脚には、火傷により皮膚がはがれ落ちたた部分が広がっていたそうで、そのため、浴槽に入る前に意識不明の状態になって湯の中に倒れ落ちたと考えられているそうだが、「なぜ、湯の温度がそんなに高かったのか。尋常ではない。検視を終了するべきではない」と主張している医師もいる、と英紙ザ・サンは伝えている。
また、彼女の腕や脚、肩、頭部には、最近できた擦り傷に混じり、何年も前からある痣や傷跡が幾つもあり、遺体は文字通り、傷だらけの状態だったという。ホイットニーは、亡くなる数日前にも、脚から血を流しながらロサンゼルスのナイトクラブから出て来る姿を目撃されている。さらに、右の鼻の穴と左の穴の間壁である鼻中隔には穴が空いていたそうで、これは長年のコカイン使用によるものだという。
ホイットニーは2月11日、クライブ・デイビス主催のグラミー賞プレパーティーに出席する前にホテルの一室で入浴していたが、水深約30cmの浴槽にうつぶせの状態で漬かっている姿をアシスタントに発見された。【UK在住/ブレイディみかこ】
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