マドンナ新譜、無料でもほしくないファンが続出!

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マドンナ新譜、無料でもほしくないファンが続出!

発売初週に全米アルバムチャートの1位を獲得したマドンナの新譜「MDNA」が、ツアーのチケットのおまけにつけられていたことが発覚し、おまけの枚数も初週の売り上げに含まれていたため「マドンナの新譜のチャート1位は実売実績によるものではない」と指摘するメディアがあったが、実は、おまけについていてもCDをもらっていないチケット購入者が大勢いることが判明した。

米経済誌フォーブスのサイトによれば、マドンナが契約しているイベント興行会社Live Nationは、約60万枚のマドンナの全米ツアーのチケットを売ったと発表しているそうだが、「MDNA」のこれまでの売上合計は約42万枚。つまり、おまけとしてチケットについてくるにもかかわらず、無料ダウンロードや引き換え券でCDを入手していない人が少なくとも18万人は存在しているということだ。逆に言えば、これらの人々がおまけのCDをもらっていれば、マドンナの新譜の売上枚数はもっと伸びていたことになる。

世界的にCDが売れない時代になるにつれ、ミュージックビジネスにおけるライブコンサートの比重がますます高まっているのは明らかだが、それにしてもマドンナのファンの新曲に対する興味のなさは特筆すべきだとフォーブス誌のサイトは分析する。こうしたファンたちは、コンサートで彼女の往年のヒット曲を聴いて盛り上がるのは好きだが、新曲に関しては、たとえおまけについてきても聴きたくないということになる。

Amazonでダウンロードされているマドンナの曲のトップ20でも10曲は往年のヒット曲だそうで、マドンナは、今後、こうした事実を考慮してコンサートの曲の構成をするべきではないかとフォーブス誌は指摘している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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