貞子が質疑応答で乙女心を告白!「井戸は湿気が多い。山本裕典とルームシェアしたい」
ジャパニーズホラーブームの火付け役となった『リング』シリーズの最新作『貞子3D』(5月12日公開)特別試写会が、4月23日にお台場シネマメディアージュで開催。石原さとみ、瀬戸康史、山本裕典、田山涼成、英勉監督が登壇した。ホラー映画に初挑戦した石原は、「ものすごく叫んで、喉のケアが大変でした! ホラーということで、じめっとしたものを想像しましたが、爽快感のあるアクションの多い作品。鍛えさせてもらいました」と充実した表情で挨拶した。
テレビからはい出す、おぞましい姿で日本中を震撼させた最恐ホラーヒロイン貞子が、遂に3Dになってスクリーンから飛び出す! シリーズの生みの親である原作者・鈴木光司のオリジナルストーリーにより完全復活した。自殺を生中継した投稿動画を見た人が次々と不可解な死を遂げるという“呪いの動画”をめぐって、貞子が人々を恐怖に落とし入れる。監督は「どれだけ飛び出て、怖くなるかにこだわった。『触れそう』と手を伸ばしたり、吸い込まれそうになったり、楽しんで見てほしい」と胸を張ってアピール。貞子の復活をもくろむ柏田役を演じた山本は、「GACKTさんを意識してやりました。山本GACKT!」と役作りの秘訣を明かして、会場を盛り上げた。また、石原演じる茜の恋人役を演じた瀬戸は、霊感があると告白。「撮影前に家で『リング』を見ていたら、貞子のお母さんが髪をとかすシーンで、DVDが止まって動かなくなった」と語り、監督も「そんな話、初めて聞いたよ! うわ、怖い!」と驚きを隠せない様子だった。
そこに長い前髪を揺らし、貞子がステージに乱入! 会場は絶叫ならぬ、大歓声で貞子を迎え、その人気の高さを証明した。監督だけは貞子の話が聞き取れるといい、監督を介してキャストからの質問に答えることに。瀬戸から「“呪いのテープ”から、今回は“呪いの動画”になったことをどう思うか?」と聞かれると、貞子は「今、ビデオテープは売っていない。IT革命」と時勢を踏まえたコメント。山本からは「井戸の住み心地は?」と質問され、「湿気が多い」と不満を訴えたが、司会から「山本さんとルームシェアできたら良いですね」と話しかけられると「ドキドキ」と乙女心を告白。会場からも「可愛い!」と声援が上がるなど、ホラーヒロインが大いに笑いを誘っていた。
最後に瀬戸は「日本映画史上、一番飛び出します。再びブームを起こしたい」、山本も「残り数分に謎が隠されている」と手ごたえ十分の様子で語り、大盛り上がりの舞台挨拶を締めくくった。その恐怖を最も表現できる3Dという手段でよみがえる貞子。さらにパワーアップしたおぞましさを、是非劇場で体感してみてほしい!【取材・文/成田おり枝】