『宇宙兄弟』初日舞台挨拶に乱入した“ニセ兄弟”が小栗に恨み節!

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『宇宙兄弟』初日舞台挨拶に乱入した“ニセ兄弟”が小栗に恨み節!

5月5日(土)、ベストセラーコミックを実写映画化した『宇宙兄弟』の初日舞台挨拶が、TOHOシネマズ日劇2で行われ、小栗旬をはじめ、岡田将生、中野澪、中島凱斗らが登場。“ニセ宇宙兄弟”のトータルテンボスも現れ、小栗に不満をぶつけて会場から笑いを誘っていた。

本作は、国内二大漫画賞をW受賞した小山宙哉の人気コミックを実写映画化したもの。“前向きだが不器用”な兄ムッタ(小栗)と“クールで天才肌”の弟ヒビト(岡田)が繰り広げる感動の兄弟ドラマとなっており、幼い頃に交わした「宇宙飛行士になる」という夢を追いかけるふたりの姿が描かれている。

同日、舞台に立ったのは小栗旬、岡田将生、子役の中野澪、中島凱斗、森善隆監督、原作者の小山宙哉。「今日は子供もたくさん来てくれて嬉しい。“髭の生えた娘”がいるお父さんも見に来てくれているみたいですし(笑)」と小栗が観客席側に話題を振ると、「髭なんて生えてねえし!」と、お笑い芸人・トータルテンボスの藤田憲右と大村朋宏がお決まりの突っ込みを入れながら、ステージに上がった。そこで、アフロヘアーがトレードマークの藤田は、「実は主人公のムッタ役を狙っていた」と告白。「何で僕らがこの映画に起用されなかったんだろうと思いました!」と、出演者たちに恨み節を炸裂させたが、一方の大村は「でも、僕がヒビトになってたら、月で死んでたと思う(笑)」とネガティブな発言を繰り出し、会場から笑いを誘っていた。

また、ムッタの少年期を演じた子役の中野澪は、舞台上でしっかりとした挨拶を披露。司会者から「小栗さんの子供時代を演じてどうでしたか?」とマイクを向けられると、「僕が演じても良いのかと最初は恐縮しちゃったけど、周りからは似てると言われて良かったです」と、大人顔負けのコメントで会場を驚かせた。これには、小栗も「(中野が)この中で一番堂々としてる!」と感動。自身は「子供の日の思い出」を問われた際、気の利いたコメントが出せずに苦しんでいたが、「子ムッタ、子ヒビトに支えられた舞台挨拶になっちゃったなあ」と、反省している様子だった。

最後に原作者の小山宙哉は、「監督は僕の頭の中を知ってるのかなと思ったくらい、良くできた映画。笑うところは笑えて、泣く時には泣ける」と、本作に太鼓判。「漫画では、主人公はまだ宇宙に行っていませんが、映画のようになるとが限りません(笑)。そちらもお楽しみに」と、意味深なコメントを付け加えてイベントを締めくくった。【Movie Walker】

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