ジョニー・デップ、受賞スピーチの代わりにギターを披露!
映画賞授賞式でのハリウッドスターの受賞スピーチといえば、涙ながらに今日までの道のりを語ったり、家族や関係者への「サンキュー」が延々と続いたりするのが常だが、MTVムービー・アワードでMTVジェネレーション賞を受賞したジョニー・デップは、スピーチの代わりにギターを披露した。
同賞のプレゼンターはエアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリー。「ジョニー・デップは映画界のロックスターだ」「彼はパンチの効いた俳優で、パンチの効いたミュージシャンで、パンチの効いた芸術家。情熱を持っている」とふたりはデップを紹介した。もはや、彼の私服姿のトレードマークになっている中折れ帽を被り、ギターを抱えて登場したデップは、2人組のバンド、ザ・ブラック・キーズと共演する形で、彼らの曲「Gold On The Ceiling」の演奏にギターとして参加。熱くギターをかき鳴らして会場を沸かせた。
MTVムービー・アワードにおける功労賞といった位置づけのMTVジェネレーション賞を贈られたことに対し、デップは「信じられないほど光栄だ。“さっさと業界から出て行け”みたいな賞だからね。“もう、お前はやり過ぎだ”みたいな。それから、スティーヴンとジョーという、ふたりの伝説的人物から賞を受けるのも光栄だ。そして、彼ら(ザ・ブラック・キーズ)は、これから伝説になる人たちだ。どうもありがとう」とコメントした。
ザ・ブラック・キーズのダン・オーバックは、デップのギターの腕前について、「彼は正当に評価されるべき素晴らしいギタリスト」と米CNNに語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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