樹海の洞窟でも真面目に肝試し!全国の心霊スポットに挑むあの罰当たり映画が帰って来た
日本中に数多く存在する心霊スポット。そのなかでも特にヤバいとされる場所に潜入し、幽霊をカメラに記録してしまおうとする人気の異色ドキュメンタリーが「怪談新耳袋 殴り込み!」シリーズだ。昨年劇場公開された『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版』の関東編、沖縄編に続き、今年は東海道編(公開中)及び北海道編(8月4日公開)が登場。前作にも増して背筋のぞっとするようなスポットが紹介されている。
TBS系で放送されていた人気テレビドラマ「怪談新耳袋」のスピンオフ版として企画された本作。全国から寄せられた心霊体験をドラマ化した「怪談新耳袋」も怖かったが、その物語の舞台となった実際の現場に乗り込んでしまった本作は一段とリアルで生々しい。東海道編では富士樹海にある洞窟に潜入したり、北海道編では40年もの間、放置されてきた氷漬けの廃校を訪れたり、とにかく様々な恐怖スポットがカメラに収められているのだ。
そればかりか、旧陸軍の人体実験が行われたという某公園にて、こっくりさんを敢行したり、100%出ると言われる某温泉に藁人形を持ち込んだりと、いつもの遊び心(!?)を忘れないのも面白いところ。新耳Gメンと呼ばれる6人の野郎たちは、まるで中学生グループが肝試しをするかのように、罰当たりにも思えるテンションで各スポットを渡り歩いていく。ところが、そんな彼らが稀に本当にヤバい霊障現象に出会ってしまうからこそ、異様なリアリティがあって恐ろしいのだ。
人気バンド・神聖かまってちゃんのリーダーmonoや、SRシンレイノラッパーZなど、なぜか一風変わったゲストも登場している本作。本格的な夏を前に、ひやっと涼しくなってみては!?【トライワークス】
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