“お化け騒動”に佐々木希が恐怖!『ぱいかじ南海作戦』舞台挨拶
椎名誠ワールド全開と評された小説の映画化作品『ぱいかじ南海作戦』の初日舞台挨拶が、7月14日(土)に新宿バルト9で開催。主演を務めた阿部サダヲをはじめ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希ら豪華俳優陣が登壇した。佐々木は「撮影現場で怖い思いをした」と撮影エピソードを語った。
“現代版ロビンソン・クルーソー”と評された椎名誠の同名小説を忠実に再現するため、オール南の島ロケを敢行した本作では、悩みを抱えた人間たちが力を合わせて頑張る姿が描かれている。阿部サダヲは、気分転換で訪れた西表島で全財産を奪われるも、前向きかつのほほんと生きる主人公を好演。そんな彼と生活を共にする若者役に永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希が扮している。
舞台挨拶では、“撮影現場での忘れられないエピソード”について聞かれ、佐々木は「(泊まっているところで)毎晩のように、夜中の2、3時にピンポンダッシュがあって。でも、ドアを開けても誰もいなくて。雨とか雷も続いてて怖かったんです」と、恐怖体験を告白。「後から、阿部さんと永山さんがやってたってわかったんですが、永山さんはしらばっくれてました。本当のことを言ってください!」と、ふたりに詰め寄ると、阿部は「最初は部屋を間違えてピンポンしただけなんだけど、2日目に(佐々木が)お化け騒動みたいに言ってたから、面白がってやっていました(笑)」と、素直に罪を認め、佐々木は「やっとスッキリしました」と、胸を撫で下ろしていた。
また、本作が初長編作となる新鋭監督の細川徹は、撮影について「怒鳴らないことを気を付けました。映画の撮影ってもっとピリピリしてるものかなとも思ったけど、ストーリーに合わせ、あえてダラーっと撮りました。原作者さんとももめずに太鼓判を押してもらえました」とコメント。それについては阿部も、「監督の人柄もあると思いますが、フワーッとした良い現場でした。ヌードになるシーンも、自然に脱げたな、と思います(笑)」と振り返った。
最後に阿部は、「夏本番にピッタリの、“ビールが飲みたくなる!”ような映画。こういう『アベンジャーズ』もあるぞ!と。よろしくお願いします」と、公開予定のハリウッド映画に絡めて作品をアピール。細川監督は、同日に公開される『ヘルタースケルター』の内容になぞらえて「(沢尻エリカに対抗して)阿部サダヲが全裸になっています。よろしくお願いします!」とアピールした。本作を鑑賞すれば、いつの間にか勇気づけられ、癒され、どこかホッコリと温かい気持ちになること間違いなしだ!【Movie Walker】