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エリザベス女王、007との共演は「愉快だったわ」

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エリザベス女王、007との共演は「愉快だったわ」

ロンドン五輪開会式でダニエル・クレイグと共にサプライズ登場したエリザベス女王は、ジェームズ・ボンドとの共演について「愉快だったわ」と発言している。

ロンドンの地方紙イヴニング・スタンダードによれば、開会式から一夜明けた7月28日、オリンピックパークを案内されたエリザベス女王は、ロンドン市長のボリス・ジョンソンに「昨夜は全て順調に運んだようですが、私は自分が出た部分は見ていない」と語り、ジョンソン市長が「陛下、素晴らしかったです」と答えると、「あれは愉快だったわ」と語ったという。

また、ボンドとの共演の話があった際、女王は説得の必要もないほど乗り気だったという。「即答で『イエス』とお答えになられました。何て素晴らしい、愉快なアイデアだろうと思われたようです。構想の説明にも同意されました。撮影にもごく自然な感じで臨まれました。撮影は一発でOKでした」と関係者がサンデー・ミラー紙に語っている。

また、開会式の総合演出を一任されていたダニー・ボイル監督は、女王について「彼女は素晴らしい俳優。非常に頭が切れる。同じことを二度言う必要はありませんでした。ジェームズ・ボンドとも非常に仲良くやっておられました」と記者会見で語っている。

007が女王陛下の命を受けて開会式にパラシュート落下するという報道は4月にザ・サン紙がスクープしたが、エイプリルフールに掲載されたため、真剣に受け取られなかった。しかし、その後も同様の噂が絶えなかったため、英国民はダニエルの登場についてはある程度予想していたが、女王までパラシュート落下する設定になっているとは誰も想像していなかった。

エリザベス女王は、ダニー・ボイル総指揮の開会式について「素晴らしかった」とコメントしており、ボイル監督がナイトの称号を受けるのは間違いないと囁かれている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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